松岡茉優が脅威に感じる「女優バラエティ枠」の新鋭・広瀬アリスは三谷幸喜も認める強心臓の持ち主!

日刊大衆

広瀬アリス
広瀬アリス

テレビの中の女たちvol.43広瀬アリス

「私(彼女と)同じ歳なんですけど、バラエティ番組にも進出し始めやがりまして。若手女優バラエティ枠って私じゃないの?って」(『しゃべくり007』日本テレビ系、2019年10月7日)

 松岡茉優が冗談気味にそう語るのは、プライベートでも仲がいいという広瀬アリスについてだ。松岡がいうように、広瀬は俳優業のみならず、『アナザースカイII』(日本テレビ系)のMCや番宣で出演するバラエティ番組でも活躍している。大の青年マンガ好きで、声優の花江夏樹を「神」と崇めていることでも知られる。特に好物のマンガはバイオレンスな描写が多いものだという。

「だいたい血と臓器がでないと私読まない」(『TOKIOカケル』フジテレビ系、2021年1月20日)

 また、家に帰ってお湯割りを飲みながら映画を見ているのが一番楽しいと語る。その映画も多いのはバイオレンスもの。ちなみに、好きなお酒は芋焼酎だ。

 このように、語られるエピソードは豪快だ。反抗期だった20歳前後は、事務所の言うことをあまり聞かなかったという。事務所に呼び出されても、マネージャーが電話で席を外した瞬間に「事務所から逃げ出して消えるっていう」(『しゃべくり007』2020年12月7日)。

 もちろん、俳優としての活躍も近年特に目立つ。現在放送中の『知ってるワイフ』(フジテレビ系)でも、過去にタイムスリップした主人公の妻役を好演。コミカルな変顔、刺々しく怒る妻の顔、疲れた専業主婦の顔、機転の効くビジネスパーソンとしての顔、天真爛漫な恋人としての笑顔。さまざまな顔をそれぞれ説得力をもって演じ分けている。

 そんな彼女について、脚本家の三谷幸喜がこんなエピソードを披露したことがある。三谷が作・演出した舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』。ある日の公演でハプニングが起こった。出演者が舞台上でトランプをするシーン。話の流れ上、誰にどのカードを配るかは決まっており事前にセッティングされていたのだが、何かの手違いでまったく異なるカードが配られてしまったらしい。こうなると話が進まない。

 すると、出演者の1人だった広瀬が「もう1回やろう」と言って仕切り直しに。ただ、それぞれに配る本当のカードを選び直すとなると時間がかかる。その空いた時間を、何かで埋めなければならない。動いたのはやはり広瀬だった。

「広瀬さんがものまねショーみたいなのをアドリブで始めて。ローラさんとか、芦田愛菜さんとかいっぱいやってくれて」

 共演していた八木亜希子が司会役となり、広瀬のショーを盛り上げたらしい。三谷いわく、中断した時間は5分ほど。19世紀のロンドンの話にローラが出てくるのはおかしいのだけれど、結果として客席は盛り上がったようだ。彼女の機転と度胸を三谷は称えた(『おやすみ日本』NHK総合、2019年9月21日)。

 バラエティでも活躍する広瀬ならではのエピソードといえるかもしれない。個人的には、彼女にとっての「神」こと花江と対面し挙動不審になっている広瀬をもっと見たい。

(文・飲用てれび)

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