ビートたけし、加藤綾子、深田恭子…テレビ局「春の番組改編」消える人&生き残る人

日刊大衆

ビートたけし
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 出会いと別れが画面の中でも繰り広げられる季節が到来! 4月以降もお茶の間で、顔を見ることができるのは誰か?

「今春の番組改編は、まさに“大改革”。大御所の芸能人も次々と切られるありさまで、テレビから消える人と生き残る人の明暗がくっきり分かれてきますよ」

 こう話すのは、芸能ジャーナリストの片岡亮氏だ。そこで今回、本誌はさまざまな芸能関係者を取材して、この春に芸能界で「消える人」&「生き残る人」をリストアップした。

 まず、一番の話題となっているのが、朝のワイドショー『とくダネ!』(フジテレビ系)のMC・小倉智昭(73)の勇退だ。

「1999年にスタートし、22年間も続いた長寿番組ですが、小倉さんは高齢で健康面に不安を抱えており、ギャラも高額。当初は収録1本につき推定で150万円ともいわれていました。昨年からのコロナ禍で、テレビ局はスポンサー離れが著しく、制作費も削減される一方です」(夕刊紙記者)

 降板する小倉はワイドショーの革命児だった。

「それ以前のワイドショーは、一つのニュースを1時間取り上げるスタイル。だが、小倉さんの『とくダネ !』は、政治から芸能、スポーツなど幅広いネタを扱うことで高視聴率を得た。フジテレビの功労者だったので、簡単には切れなかったんです」(前出の片岡氏)

 ビートたけし(74)も、同じく高額なギャラと高齢がネックに。MCを務める『奇跡体験! アンビリバボー』(フジテレビ系)などの降板説がかれている。

「たけしも多くの民放局が功労者とあがめているので、なかなか切れない大物だったんです。だが、18年に、新しい奥さんと個人事務所を立ち上げたことで風向きが変わりましたね」(スポーツ紙芸能担当記者)

 実は、この奥さんがコロナ禍の不況であるにもかかわらず、たけしのギャラアップの交渉をしているとの噂も。

「テレビ局にすればとても無理な話で、“それだと、今後は無理ですね”と、都合よく降板させる口実を与えてしまったとか」(前同)

■高額ギャラ以外にも問題点

 同じく、77歳と高齢の関口宏がMCを務める『サンデーモーニング』(TBS系)でも、関口の降板説が一部メディアで報じられた。芸能ライターの三橋りの氏は、高額ギャラ以外にも問題点を指摘する。

「たびたび世間から非難を浴びる“老害発言”を連発。先日も同番組では桑田真澄コーチの巨人入閣に関するニュースで、張本勲が同コーチの指導理論に対し、“喝”を入れたことが物議を醸しました。最初、張本は桑田を褒めていたのに、関口が原監督の話題などを出したことで、急に火がついた感じでした」

 また、大物の降板にはスポンサーの意向も。

「スポンサー企業が今、求めているのはシルバー層が見ている番組ではなく、購買意欲のあるとされるコア層、13〜49歳までがターゲットの番組です。さらに、ネガティブな話題ばかりのコロナ禍では、教育系の小難しい番組もウケない。そういう意味で、池上彰(70)も出番が減る可能性があります。『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)も、いつ終了になってもおかしくないでしょう」(テレビ局関係者)

 それどころか――、前出の三橋氏がこう話す。

「1月中旬、ツイッターでは“池上彰のニュースうそだったのか”というハッシュタグが大盛り上がり。若者を中心に、池上さん離れが進んでいる印象です」

 どうしてか、信頼も失いつつあるというのだ。

 また、消えるといえば、3月末で『スッキリ』(日本テレビ系)を卒業する近藤春菜(37)も忘れてはいけない。

「卒業というよりは実質的な肩叩きですよ。当初よりサブMCとしての実力も疑わしかったですから。コメントも当たりさわりのないものばかりでしたし……」(芸能記者)

 そんな辛辣な意見があるうえ、近藤は吉本興業の闇営業問題発覚時(2019年)に会社の対応を批判した同番組のMC・加藤浩次に同調したことで、事務所との関係にも変化が生じたのではと噂される。

「この事件以後、近藤は加藤と同様、吉本との契約形態を専属エージェント契約に変更しています。同契約は専属マネジメント契約と違って、タレント個人でマネジメントをしたり、スケジュール管理なども自身でやる必要があります。今回はコロナ禍でより一層、経費を削減したいテレビ局の思惑があったんでしょうが、事務所は守ってくれませんからね」(前同)

 今後の近藤の巻き返しはあるのか。見守ろう。

■カトパンは嫌な顔ひとつせず

 一方、生き残る芸能人はその点、クレバーだ。

加藤綾子(35)はMCを務める夕方のニュース番組『Live News イ ット!』(フジテレビ系)が低視聴率で打ち切り説も囁かれましたが、彼女の場合、何が起こっても安泰でしょう」(前出のテレビ局関係者)

 現在はフリーで活動するカトパンだが、古巣のフジテレビとはつながりが深い。

「局アナ時代、カトパンは上層部に頼まれると、嫌な顔ひとつせず“接待”に応じていたんです。功労者であることは間違いなく、そのうえ、彼女は接待を通じて、フジ上層部の恥部も知っているはず。フジも彼女のことを、むげにはできないはずです」(前同)

 3月末で『スッキリ』を卒業し、次からは『ZIP!』(日本テレビ系)の総合司会となる“ミトちゃん”こと水卜麻美アナ(33)などは、生き残りどころか、出世街道まっしぐらだ。

「一時期はフリー転身説も流れましたが、コロナ禍で独立しても厳しいだけ。昨年まで3年連続で民放の同時間帯視聴率1位の『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、ミトちゃん参戦で勝つことができれば、将来的に日テレアナウンス部の部長の座も狙えるはずです」(日テレ関係者)

■女優たちのサバイバル競争

 ここまで、番組改編にまつわる情報を紹介してきたが、お次は女優たちの“サバイバル競争”について。

「コロナ禍ではドラマもキャスト枠が削減されて、女優同士の椅子取りゲームも熾烈になっています」(芸能評論家の三杉武氏)

 苦戦しそうな女優に挙げられているのが、米倉涼子(45)だという。

「米倉は昨年春に長年、所属していた大手芸能事務所から独立。タイミング悪くコロナ禍となり、仕事も思うように取れなくなった」(前出の夕刊紙記者)

 だが、どうやら米倉は、日本のテレビ局を相手にしていないようだ。

「今年、米倉は動画配信サービス、ネットフリックスで配信予定のオリジナルドラマ『新聞記者』に出演するんです。ネットフリックスは制作費やギャラも破格で、今回の彼女のギャラは1話あたり約700万円といわれています」(前同)

 そのうえ、ネットフリックスは全世界に配信される。

「ここで注目されれば、米倉にとって念願のハリウッド進出も夢ではなくなるどころか、世界に羽ばたく可能性があります」(同)

 それは米倉だけでない。優等生キャラで人気の土屋太鳳(25)も、ネットフリックスで配信中のドラマ『今際の国のアリス』で山崎賢人とW主演を務めており、「配信開始から28日間で、全世界1800万世帯に視聴されたんです。これは日本発の実写オリジナル作品として、過去最大の視聴者数です」(ウェブ媒体記者)

 日本の民放ドラマで見かけなくなっても、生き残る女優は多いようだ。

■深キョンやさとみんは…

 一方、やや心配なのは、深田恭子(38)だ。

「昨年秋に放送されたドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)の第2シーズンは、レオタード一枚で肉感ボディを披露したのに、視聴率的に振るわず。しかも最終回では、同作の映画版の告知も。番組関係者は映画を製作すべきか苦悩しているとか」(テレビ誌記者)

 深田と同世代で、昨年結婚した石原さとみ(34)も生き残り組だ。

「石原は人妻となったことで、首の皮一枚つながりましたね。というのも、彼女は18年放送のドラマ『高嶺の花』以降の作品が低視聴率続きで、賞味期限切れを指摘する声もあった。でも、結婚後は人妻役など役の幅が広がり、さらに家族向けのCMも増えるんじゃないでしょうか」(前出のスポーツ紙芸能担当記者)

 2月7日で最終回を迎えるNHK大河『麒麟がくる』で織田信長の正室・帰蝶を演じ、存在感を発揮している川口春奈(25)も、今後が楽しみな一人だ。

「川口は13年放送の主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)が低視聴率で8話で打ち切られたという黒歴史がありましたが、『麒麟がくる』の熱演で人気急騰。もともとは沢尻エリカの代役だったんですけどね(笑)。さらに彼女の公式ユーチューブチャンネルも登録者数が123万人と大人気。コロナ禍でも堂々たる生き残りっぷりです」(前同)

 消える大物から、生き残る美女まで――︎春の番組改編後、テレビで見る顔ぶれがどのように変わるのか、注目が集まる。

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