松本人志、西野亮廣「吉本暴走退社」コメントの裏の「2つの激ヤバ」!

日刊大衆

松本人志(ダウンタウン)、西野亮廣(キングコング)
松本人志(ダウンタウン)、西野亮廣(キングコング)

 1月30日、吉本興業がお笑いコンビ・キングコング西野亮廣(40)とのマネジメント契約を終了したことを発表した。

 その後、西野本人もツイッターで「吉本興業を卒業しました」と投稿し、「いろんな記事が出ると思いますが、オラオラ喧嘩して辞めるわけではなく、お互いプラスになるような形を探った結果です。なので、普通に仲良しですし、継続する仕事もあります」と円満退社を強調した。

 1月31日、西野は音声メディア「Voicy」でオンラインサロン会員向けに「吉本興業を退社した今の気持ち」「これが真実です。」と題した配信を行い、「僕と吉本興業との間で揉め事は一切ございません」と説明。

 そして「もちろん、事務所とかマネージャーにブチギレることはありますよ。ふざけた仕事をしたら怒ります。ただ、このタイミングで、マネージャーとのLINEをSNSに出しちゃったのはよくなかったな」と反省点を述べた。

 しかし、西野は1月27日にツイッターで「吉本興業には『今の形を改めないと辞めます』という話をさせていただきました」と、事務所や吉本社員に対する不満を書き連ねていた。

 また、2月1日の『スポニチアネックス』などでは、オンラインサロン会員に配信したメッセージにマネージャーや会社への不満をつづっており、その内容に事実誤認があったことから吉本側が契約終了を決断したと報じている。

「西野は何度も“円満退社”を強調しましたが、スポーツ紙などで報じられた内容とは、食い違いがありますよね。吉本興業の芸人のトップとして君臨するダウンタウン松本人志(57)も、円満退社については疑問を呈しています」(芸能記者)

■オリラジ中田の退社には触れず……

 1月31日放送の、レギュラー出演する番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、松本は「西野に関しては率直に言って寂しい」としつつ「“円満に”って言ってるけど、円満がこんなに急にバタバタ辞めるわけがないからね!」と円満退社に疑問を呈した。

 続けて「これだけ辞めていかれたら、ほんと俺が辞めにくくなるやん。俺なんか辞めて、スペースクラフトに入りたい……」とコメントし、ウエンツ瑛士(35)から「モデルさんのいるとこ」と突っ込みが入り、スタジオの笑いを誘った。

「今回、西野の退社には“率直に寂しい”と思いを語った松本ですが、同じく吉本を辞めたオリエンタルラジオ中田敦彦(38)については、一切触れていないんですよね……」(前出の芸能記者)

 オリエンタルラジオの中田と藤森慎吾(37)は、2020年12月末をもって吉本興業を退社している。

 ネット上には、松本が中田の退社に触れないことについて「先日のオリラジ中田の退社にはまったく触れなかったな。やっぱり、そういうことなのだろうな」「なんか、中田はどうでもいいというか、“あっちは退社して当然”とも取れる言い回しだけどね。まあ、言葉のあやだろうけど」といった声も上がっている。

「中田が松本を批判して以来、2人は共演NGだとされているため、このような声が上がっているのでしょうね」(前同)

■オリラジ中田と関わってもいいことはない

 2017年2月、脳科学者の茂木健一郎氏(58)が「トランプやバノンは無茶苦茶だが、SNLを始めとするレイトショーでコメディアンたちが徹底抗戦し、視聴者数もうなぎのぼりの様子に胸が熱くなる。一方、日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン。」とツイートし、話題になった。

 これに松本が『ワイドナショー』で「このニュースを見たときに全然腹立たなかったんですよ。茂木さんが全然面白くないからなんですね。笑いのセンスがまったくないから。この人に言われても、刺さらねえぜーって感じ」とコメントした。

 松本のこの発言に噛みついたのが、中田だった。

 中田はブログで「大御所にセンスがないとか価値を決められてしょげ返っている様子こそが茂木さんの意見通りだったのに。茂木さんの指摘、当たってたのに。なんで“ほら、これですよ”と言えなかったのだろう。まあ、あの場では言えないか。怖いですもんね」と茂木氏の発言を擁護し、松本を間接的に批判。

 さらにその後のラジオ番組で、「事務所が全社をあげて大騒ぎし、幹部と社長に今僕は“謝れ”と言われている」と暴露し、「僕の意思としては謝らない。僕も覚悟を持ってやっていますので」と、謝罪することを拒否したのだ。

 放送作家は言う。

「松本さんは中田さんに対して怒っているというよりは、謝る必要はないけど、中田さんの言動は一般社会人としてちょっと理解が及ばなく、怖い、という印象を持ったという話ですね。だから、あの騒動以降は、中田さんを“懲らしめたい”といった気持ちはまったくなく、関わっても何もいいことはないからいっさい関わらないようにしよう、といった感じだと言われています。

 オリラジが吉本退社を発表したのは年末で『ワイドナショー』の放送もなかったこともあり、触れるタイミングもなかったのかもしれませんが、西野さんの退社にあたってオリラジに言及することがなかったのは、いっさい触れたくない、という思いもあったのではないでしょうか」

■松本が移籍を希望した芸能事務所は……

 芸能プロ関係者はこう話す。

「松本さんは『ワイドナショー』で“俺なんか辞めて、スペースクラフトに入りたい”とも発言していますが、スペースクラフトも他の芸能事務所と同じように、コロナ禍で厳しい状況にあるんですよね……」

 音楽・映像事業を手がける東証一部上場のエイベックスは、コロナ禍で事業の主力であるライブ事業やグッズ・音楽CD販売が低迷。2020年11月には同社では初めてとなる希望退職者を募ることを発表したほか、東京・南青山の本社ビルを売却する方針を固めた。

 また、同じく東証一部上場の業界最大手の芸能プロダクション・アミューズが本社機能を富士山麓に移転することを検討していると1月13日の『文春オンライン』が報じている。

「スペースクラフトからは、昨年から今年にかけて、子役時代から30年間在籍した女優の栗山千明さん(36)、37年間在籍した有森也実さん(53)、タレントの神田うのさん(45)、俳優の赤澤遼太郎さん(24)など、事務所のメインだったタレントの退社が相次ぎ、非常に大変な状況にあるのは間違いないでしょう。

 松本さんはおそらく、深い意味はなくスペースクラフトの名前を出したのだと思われますが、今回、たまたまそうした苦境にある事務所に当たってしまったということでしょうか……」(前同)

 1つのコメントが大注目を集める松本人志。2021年、彼はどんな言葉を発していくのだろうか――。

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