麒麟川島MC「TBS新番組」から「消えたSHELLY」と志らく番組の恨み節!

日刊大衆

SHELLY
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 落語家の立川志らく(57)がMCを務める朝の情報番組『グッとラック!』(TBS系)が終了し、3月29日からは麒麟川島明(41)と同局の田村真子アナウンサー(24)がMCを務める新番組『ラヴィット!』がスタートすることが発表された。

『ラヴィット!』は日々の生活情報などを中心としたライフスタイルバラエティーになるという。

 MCに抜擢された川島は「至らない部分もあるかと思いますが、全力で務めさせていただきますので、番組を見てくれるみなさまの1日が楽しくなるよう、声も腰も低く頑張らせていただきます!」と意気込みを語った。

 また、田村アナも「川島さんやゲストの方々とともに、視聴者のみなさまに毎日の暮らしを彩るための楽しい情報をお届けしたいです」とコメントしている。

 しかし、『グッとラック!』の後継番組について第一報を伝えた1月6日付の『文春オンライン』では、新番組のMCには川島が、サブMCにはSHELLY(36)が内定したと報じていた。

■企画段階ではSHELLYの名前があったが

 制作会社関係者は話す。

「当初の企画の段階では、川島さんとSHELLYさんの名前があったんです『文春オンライン』の報じたように、メインMCを川島さんが務め、SHELLYさんがそれをサポートし、田村アナは番組の進行を担当することを想定していたようです」

 これまで同時間帯の番組は、情報番組などを手掛ける情報制作局が担当してきたが、『ラヴィット!』はコンテンツ制作局のバラエティー班が担当し、『はなまるマーケット』のような生活情報番組になるという。

『ラヴィット!』のチーフプロデューサーは「この番組ではニュース、ワイドショーを一切扱いません。視聴者のみなさまの日常が今より楽しくなる情報を“笑い”とともにお届けします。バラエティ番組です」と述べている。

 また、川島にオファーした理由について「朝にふさわしい清潔感、子育てをされている生活感はもちろんのこと、芸人さんとして多才でセンスに溢れ、朝から視聴者のみなさまを笑顔にできると期待していますと説明。

 田村アナについては「アナウンス力に定評があり、バラエティ番組でも活躍しているTBSアナの次世代エースです」と起用の理由を明らかにしている。

「このように川島さんと田村アナを起用した理由を語っていますが、実はSHELLYさんにもオファーをしていて、当初の計画から、SHELLYさんだけいなくなっているということです。

 楽しい朝のバラエティ番組になるそうですから、明るく、ビジュアルもいいSHELLYさんはピッタリ。2人の子どもを抱えるシングルマザーでもあり、子育てなどの面からしてもこの時間帯の視聴者からの共感も得られるでしょうし、たしかに適任ですよね。

 SHELLYさんはTBSからのオファーに対し、“私は現状、日本テレビの番組にたくさん出ているので……”という理由で断ったといいます」(前同)

■SHELLYがオファーを蹴った「本当の理由」

 SHELLYは現在、日本テレビの『今夜くらべてみました』でMCを務めているほか、『ヒルナンデス!』にも金曜レギュラーとして出演している。

 たしかに朝の番組をやってから『ヒルナンデス!』に出演するのは、移動の時間も少なく負担も大きいだろう。

「ただ、“日本テレビの番組に出ているから”と断ったというのは、あくまでも“表向きの理由”だそうで……」と前出の制作会社関係者は話し、こう続ける。

「本当のところは新番組の『ラヴィット!』の内容に“まったく興味が湧かなかったから”だというんです。まったく興味がなければ仕方ないですよね。もしかすると“つまらないそう”と思ったのかも……。TBSサイドとしてはSHELLYさんに是非ともお願いしたかったそうですが、あっさりと断られてしまった、ということになります。

 それで、当初は進行役の予定だった田村アナが、川島さんのサポートを務めることに決まったということですよね。当然ですが、プロデューサーはそうしたことには触れるわけにはいかず、あのようなコメントになったんでしょうね」(前同)

 想定していたMCをキャスティングできず、『ラヴィット!』はスタートの前段階からつまずいてしまったとも言えそうだ。

■『グッとラック!』よりも先に打ち切られるべき番組

 民放キー局ディレクターは話す。

「実は『ラヴィット!』のスタートにあたって、『グッとラック!』関係者から相当な不満、文句が噴出しているといいます。『グッとラック!』はたしかに低視聴率が続いていました。ただ、番組はスタートしてからまだ1年半。しかも、昨年秋に大幅リニューアルをしたばかりでしたからね」

 2019年9月の番組開始以来、視聴率が伸び悩んでいた『グッとラック!』。その状況を打破するため、2020年秋の改編でロンドンブーツ1号2号田村淳(47)が月曜から金曜まで出演するメインコメンテーターに就任。また、月曜日に元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)、火曜日に3時のヒロイン福田麻貴(32)、金曜日にフワちゃん(27)が新たに加入した。

「『ひるおび!』のコメンテーターとして支持されていた志らくさんを朝に引っ張ってきて1年半、淳さんに至っては番組に加入してからまだ半年も経っていませんからね。そのタイミングで打ち切りというのは“さすがに早すぎるだろう”と番組関係者から不満が出ているそうなんです。

 さらに“『グッとラック!』よりも先に『あさチャン!』をどうにかするべきだろう”という指摘もかなりあるといいます」(前同)

■番組忘年会でMCの夏目三久が号泣謝罪

 TBSの朝の情報番組『あさチャン!』(月曜~金曜午前6時)は2014年3月、MCに元日本テレビアナウンサーの夏目三久(36)を迎えてスタートした。

 しかし、番組はスタートから現在まで視聴率が低迷。放送開始から1か月後の2014年4月の段階で、当時のTBSテレビ社長・石原俊爾氏は定例会見で『あさチャン!』の低視聴率について認め、「情報量を増やすなど、迅速にテコ入れを行うよう指示した」と語っている。

「『グッとラック!』はスタートから1年半ですが、『あさチャン!』は7年間にわたってずっと数字が振るっていないんです。『あさチャン!』も昨年秋にリニューアルがあり、視聴率が微増しているといいますが、あくまでも微増の範囲です。

 裏番組の『ZIP!』(日本テレビ系)や『めざましテレビ』(フジテレビ系)に惨敗し続けてていて、2014年のスタート以来、同時間帯ではテレビ東京を除くと最下位、という目も当てられないような状況が何年も続いていて、数年前から“上がり目もない”と言われてきました」(前出の民放キー局ディレクター)

 2020年2月の『週刊文春』(文藝春秋)では、夏目が『あさチャン!』の大忘年会で、関係者100人を前に号泣しながら、視聴率低迷を詫びた報じている。

「夏目さん本人も、番組の低視聴率には深いショックを感じているのは間違いないでしょう。ただ、そんな状態にあっても『あさチャン!』が打ち切られなかったのは『半沢直樹』があったからだと関係者の間ではもっぱらです」(前同)

■TBSは『半沢直樹』第3弾をあきらめていない!?

 2013年の第1弾から7年ぶりとなる、昨年放送された続編がまたしても社会現象を呼んだドラマ『半沢直樹』。第2弾の最終回の平均世帯視聴率は令和の連続ドラマで最高の32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことも記憶に新しい。

「『半沢』で主演を務めた堺雅人さん(47)は、夏目さんと同じ芸能事務所に所属しています。何としても続編を制作したかったTBSは、堺さんの事務所サイドに異常なまでに気を遣っており、その忖度もあって『あさチャン!』を打ち切ることができなかったと言われています」(前出の民放キー局ディレクター)

 しかし、その念願が叶って『半沢直樹』は大好評のうちに終了を迎えたものの、『あさチャン!』が終了するという話はまったくない。

「TBSとしては早い段階で第2弾の制作に着手したかったでしょうが、堺さんサイドが『半沢』のイメージで固定化するのを嫌がってなかなか首をタテに振らなかったといいます。第2弾をやること自体かなり大変だったんです。だからこそ、夏目さんの『あさチャン!』の打ち切りに踏み切ることもできなかったのでしょう。

 ただ、TBSとしては何年かかってもいいから第3弾を制作したい、という思惑があるのではないでしょうか。前回、そして今回のとんでもない視聴率を考えればそれも納得ですよね。

 もはや、『あさチャン!』はアンタッチャブルな存在と化していて、調子が上がらないこと、大幅な改善が必要なこと、打ち切って新番組を立ち上げるのが妥当なことなど、番組の現状に対して語られて当然のことが、何も話されないということですよ。

 そう考えると、『あさチャン!』に先駆けて、たった1年半で打ち切られてしまう『グッとラック!』関係者の嘆きには、同情してしまいますよね……」(前同)

 SHELLYが消えた新番組『ラヴィット!』は好スタートを切ることができるのか、そして『あさチャン!』は今後も継続するのか――?

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