テレ朝「千鳥」激推しが初の大失敗!『相席食堂』大爆死「ちょっと待てぃ!」

日刊大衆

千鳥
千鳥

「こんなはずじゃなかったんじゃ!」――。

 テレビ朝日のそんな嘆きの声が聞こえてきそうな番組視聴率が発表された。

「2月2日、ふだんは関西のABCテレビで火曜午後11時17分に放送している千鳥の『相席食堂』が、初の全国ネット&ゴールデンタイム2時間SPで放送されたんです。ところが、世帯平均視聴率はわずか6・9%。悲惨な結果に終わってしまった。

 テレ朝は『テレビ千鳥』を深夜から日曜22時25分枠に昇格させたり、ノブ(41)が単独で出演する『ノブナカなんなん』も20年10月から開始したり、非常に千鳥を推してきただけに、この数字は残念ですね……」(制作会社関係者)

『相席食堂』は18年から放送開始。芸能人が旅先の食堂などで相席して人々とふれあうロケのVTRを千鳥が見て、我慢できなくなった場面で「ちょっと待てぃ!」ボタンを押してVTRを止め、ツッコミを入れるという特殊なスタイルの旅番組。あえて旅ロケや素人との交流に慣れていないタレントを起用し、かつてない化学反応も楽しめると好評の番組だ。

■大物ゲストを集め過ぎた結果逆効果に

「『TVer』や『Amazonプライムビデオ』などでも配信されており、関東圏でも非常に人気があります。いま、いちばん面白いバラエティと言っても過言ではないでしょう。

 18年5月の放送で、長州力(69)が北海道猿払村でホタテを食べて放った“ああ、うまい。食ってみな、飛ぶぞ”という強烈なフレーズは、大いに話題になりました(笑)。かと思うと、村上ショージが帰郷した回は、信じられないほどのクオリティで、あの大悟が目に涙を浮かべる感動の一編となり、ギャラクシー賞の19年1月度月間賞に輝いている。MCの千鳥も制作陣も、いったいロケがどう転ぶのかわからない、という魅力があるんです」(前出の関係者)

 そんな人気番組の初のゴールデンということで、テレ朝の気合いも尋常ではなかった。今回のゲストにはインディアンス東京ホテイソンニューヨーク見取り図おいでやすこがマヂカルラブリーオズワルドアキナ錦鯉ウエストランドら、『M-1グランプリ2020』のファイナリスト10組が集結。勝負に出たわけだが、それが裏目に出てしまったという。

「完全に詰め込みすぎでしたね。たとえば、最初に登場したインディアンス。千鳥の2人も指摘していましたが、1番バッターは関東で人気のあるニューヨークなどにするべきだった。また、さすがに外ロケがヘタすぎて、ノブが“全国ネットゴールデンが失敗しよる!”と冒頭から嘆いていました。また、VTRなども編集超ザツでしたね。特に、父親への手紙がほぼカットとなったのはいただけなかった……」(前同)

■序盤からつまづいてしまった

 番組では、田渕章裕(31)が実家を訪ね、父親に映像で確認できただけでも8枚はある感謝の手紙を読み上げていたのだが、「長々書いてしまいましたが」としたわりにVTRはかなり短かった。聞いて涙する父親の感動についていけず、大悟(40)はスタジオで「カットした?」「そりゃこっちは(感動が)伝わらんよ!」「あんなわけのわからん川にばちゃばちゃ入るシーンなんか切って」とし、2人同時に「手紙を(尺に)全部使わないと!」と、ツッコミを入れていた。

「2番手の東京ホテイソンは、たける(25)が“アドリブに弱い”と自覚していて、克服しようと頑張る姿は好評だったんですが、ショーゴ(27)が上半身裸になったオイシイ場面をあっさりカット。最後までショーゴが目立てず、大悟は“ショーゴが行ってないのと一緒”と辛らつな評価をしたほか、ノブも“名産品が派手で面白かった”と、ホテイソンは褒めていませんでした」(専門誌記者)

■中盤から盛り返したが手遅れ

 ニューヨークは「久々の地元で、高校時代にいつも食べていた思い出のラーメンや、昔世話になった家族とおじさんとの交流を楽しむ」という完ぺきな内容に「ロケ見やす(見やすい)!」「テンポもいいし、本当に地元帰った感が(ある)」と千鳥にも好評で、適度にツッコミどころもあり全体的に見やすい構成となっていた。1本目がニューヨークだったら、また番組の評価は違っていたのではないか、と思われる。

「次の見取り図も、“突然美容室で髪形をコーンロウに変える”“お世話になった教師と学生時代の写真を見ていると当時がコーンロウ”という伏線が非常に面白かった。内容が旅ロケらしくなかったので、ノブは“ロケかロケじゃない論争にならないか”と不安視していましたが、展開そのものは面白かったですね」(前出の専門誌記者)

 しかし、その後もおいでやすこがは「実家の居酒屋でただただ芸がスベって終了」という見所に欠けるものだったほか、マヂカルラブリーは何が起きたのか、昼のロケが8時間ほどカットされていた(放送後に『延長戦』として公開)。その後のアキナや錦鯉、オズワルドらのVTRは楽しかったが、全体的に“消化不良”という印象を受けた。

「そもそも『相席食堂』のよさは、本来ならカットされるようなロケの場面をあえて使い、千鳥がそれをスタジオで面白くする、というスタイルにある。それが、10組もの芸人を揃えたことで、それぞれがごく短い時間になってしまい、余白がまったくなかった。テレビ朝日の意気込みが空回りしてしまった、というほかないでしょう」(前同)

■ノブは最初から嫌な予感がしていた

「番組の最後にあった“重大発表!”という煽りも、『相席食堂』のテレ朝のゴールデン進出、という話かと思わせて、DVD販売の告知でした。もし、今回の視聴率が圧倒的によければ、本気でゴールデン進出も検討されたと思いますが、この数字ではちょっと難しい。

 オープニングトークの時点で大悟は“スタッフが全然普段通りじゃない”“成し遂げようとしてない?”、ノブが“絶対失敗しますから!”と嫌な気配を感じ取っていましたが、残念ながら的中してしまったようです」(女性誌記者)

 ノブは放送前に《3時間後くらいに相席食堂はじまると思ったらやっぱり早いって!!まだ人の感覚が真面目な時間なのよ!!》《相席食堂ゴールデン。2月、さんま御殿の裏。誰が観るん!?》とツイッターで不安を表明。

 放送後に、6・9%という視聴率を伝えるニュースをリツイートし、《おいおい!恥ずかしい!!恥ずかしい!笑 お金出すから消せんか!?》としていた。

「苦いゴールデン進出となってしまったが、千鳥のツッコミは相変わらず安定感があり、今回は初ゴールデンということで、番組の過去の内容紹介に尺を割いてしまった、という事情もある。番組を認知してもらって、また改めてのチャレンジはあるのではないでしょうか」(前同)

『相席食堂』のゴールデン進出。テレ朝が諦めるのはまだ早い?

「テレ朝「千鳥」激推しが初の大失敗!『相席食堂』大爆死「ちょっと待てぃ!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、たけるショーゴウエストランドおいでやすこが東京ホテイソンエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧