日向坂46は彼女がいなければ生まれなかった!長濱ねるの「王道アイドル性」と「知的イメージ」

日刊大衆

長濱ねる
長濱ねる

 2019年に欅坂46(現在の櫻坂46)を卒業した長濱ねる。2020年に芸能界復帰を果たしてからはテレビ番組のMCやエッセイの連載など多方面での活躍を見せている。改めて長濱のアイドル時代を功績とともに振り返ってみたい。

 1998年9月4日生まれ(22歳)の長濱は、3歳から7歳までの幼少期を長崎県の五島列島で育てられた。欅坂46の1期生オーディションを最終審査まで進んだ長濱だったが、家族の説得もあり最終審査を辞退している。しかし、後に両親が運営に相談した結果、長濱はけやき坂46(現在の日向坂46)として活動するという条件のもと特例で加入することが決まった。

 2015年11月からけやき坂46として活動をスタートさせた長濱は、欅坂46とけやき坂46を兼任しながら活動を続け、5thシングル『風に吹かれても』からは欅坂46専任として活動。長濱がメインのユニット曲『乗り遅れたバス』や『また会ってください』『100年待てば』などのソロ曲が与えられ、欅坂46きっての人気メンバーとしてグループを牽引してきた。

 欅坂46とけやき坂46を兼任した唯一のメンバーだった長濱。あの時長濱がオーディションを辞退することがなければ、けやき坂46そして日向坂46というグループ自体も生まれていなかったかもしれない。まさに、長濱ねるの存在なくして日向坂46を語れないのだ。

 2017年12月には渡辺梨加に続き、グループ2人目となるソロ写真集『ここから』(講談社)を発売。故郷である五島列島の自然あふれる風景をバックに、自然体の表情を見せる長濱の姿が収められ、現在までに累計21万部を売り上げる大ヒットを記録している。欅坂46メンバーに限れば、長濱は断トツの売上を誇っており、その後続くメンバーの写真集発売の足がかりとなったのは間違いないだろう。

 長濱の魅力といえば王道を踏襲した高いアイドル性だろう。写真集はまさに王道であり、素朴な長濱の魅力が詰まっていた。ソングライティングやダンスパフォーマンスが魅力の欅坂46おいて、彼女の持つアイドル性はより貴重であり、その上いいアクセントとしても機能していたように思う。長濱のソロ曲からにじみ出ている幸福感はまさに王道アイドルソングのそれであった。

 また、長濱は高校生クイズ長崎県大会決勝に出場した経験もあり、知的なメンバーとしての印象が強い。『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で行われた「欅坂46インテリ女王決定戦」では1位を獲得し知的なイメージが知れ渡ると、『ザ・タイムショック』(テレビ朝日系)や『くりぃむクイズ ミラクル9』など数々のクイズ番組にも出演し、欅坂46きっての秀才ぶりを発揮。長濱の頭の良さは、「欅坂46 こちら有楽町星空放送局」を始めとしたラジオパーソナリティとしての丁寧なトーク力にも現れていた。こうした長濱の活動は、間違いなくグループの知名度アップにも繋がったはずだ。

 現在は『セブンルール』(カンテレ/フジテレビ系)や『legato〜旅する音楽スタジオ〜』(MUSIC ON! TV)でMCを務めるほか、『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)でエッセイ「夕暮れの昼寝」の連載をスタートさせるなど、知的なイメージを活かして多岐にわたって活動をしている。

 ソロ写真集『ここから』のインタビューでは「平和のための国際貢献活動に携わるような人になりたいです」と将来の夢を話していた長濱。今後は芸能活動と並行して、文化的な活動を行う長濱が見られるかもしれない。

(文 川崎龍也)

長濱ねる プロフィール

 1998年9月4日生まれ。長崎県出身。O型。3歳から7歳までを長崎県の五島列島で育つ。2015年11月にけやき坂46(現在の日向坂46)のメンバーとして加入。最終審査を受けておらず特例での加入のためデビューシングル『サイレントマジョリティー』には参加していないが、収録曲『乗り遅れたバス』でCDデビューを果たした。2016年にリリースされた2ndシングル『世界には愛しかない』には選抜メンバーとして参加、同時にけやき坂46と欅坂46を兼任することになった。2017年からは欅坂46専任として活動。

 欅坂46では『また会ってください』や『100年待てば』などソロ曲を発表するなど、グループの中心メンバーとして活躍。2017年には初のソロ写真集『ここから』(講談社)を発売し、累計21万部を突破した。また、地元である長崎県の観光大使にも就任するなど、地域に根ざした活動も行っている。

 2019年7月に開催された「ありがとうをめいっぱい伝える日」をもって欅坂46を卒業。当初今後の活動については未定とされていたが、2020年7月に『セブンルール』(関西テレビ)のMC就任とともに芸能活動を再開した。同時に長濱ねる公式サイトとTwitterも開設。

 MCでの活動のほか、『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)にてエッセイ「夕暮れの昼寝」の連載をスタートさせるなど、多岐にわたって活動を行っている。

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