フリーアナ市野瀬瞳とオードリーとの“仲が悪いアングル”のキッカケは若林への「キライ」宣言【独占告白6/10】
フリーアナ市野瀬瞳 独占告白6/10
新潟総合テレビ、中京テレビでの局アナを経てフリーで活躍している市野瀬瞳。1月15日に発売されたEX大衆2月号でインタビューを行なったが、誌面では掲載できなかった部分を本サイトで公開。10回にわたって掲載する。
──『オドぜひ』のアシスタント時代には、『オードリーのオールナイトニッポン』のゲストにも呼ばれましたね。
ありがたかったですね。あれは「3人の仲が悪いから仲よくさせよう」という設定をスタッフが考えてくれたんです。
──その「仲が悪いアングル」はどうやって生まれたんですか?
最初はもちろん3人で仲よくやってたんですけど、なにかのタイミングで若林さんが私のことをキライと言って。私も人間なので「じゃあ私もキライです」って返したらそれがウケたんです。若林さんにキライって言える女子アナはあまりいないんですよ。
──確かに、そのイメージはありませんね。
でも私は何度もキライって言ってました。そこから、「このプロレスいいじゃん」みたいになって。だんだんと仲が悪い構図になっていったんです。
──その辺、市野瀬さんのファンから心配されたりはしなかったんですか?
ありました。「大丈夫ですか?」とか「もう少し仲よくやってください」とか言われました。
──そのときの心境は?
それはもう、「よし!」って感じですね(笑)。
──狙いどおり、目論みどおりってことですか。したたかですね。
あははは、私したたかですもん!
──『オドぜひ』のアシスタントはけっこう長くやってましたよね。
私は6年やりましたね。途中で結婚しちゃったんですけど。
──「結婚しちゃった」んですか(笑)。
結婚したことで、「ああ、このタイミングが引き際」と思ったんです。6年やっていろいろな経験もできたし、 結婚後もそれまでみたいな自分が出せるかな、と思って、ここで引いた方がいいかもと考えてプロデューサーに相談したんですよ。
──で、相談の結果……。
プロデューサーは「ああ、そう」ってリアクションでしたが(笑)、ちょうど育休のタイミングもあって、番組をやめるにはいい機会かなと。6年間ってまるまる小学校の長さですからね。小一で入学した子どもが中学校に巣立っていくまでの期間やったと考えると、けっこう長かったなって思います。
──バラエティの基礎は身につきましたか。
型にハマらないで、なんでもやりきることを学びました。やっぱりお行儀よく型にハマってしまうと面白くないんですよね。
──普通だったら、局アナには課せられないような難題を乗り越えてきたんですね。
多分、局アナなのにバラエティであんなに葛藤したのは私くらいだと思うんです(笑)。情報番組メインにやっているアナウンサーはそんなことないでしょうから。
(取材・文 舩山貴之)
PROFILE
いちのせ ひとみ
1984年12月25日生まれ、新潟県出身。横浜国立大学経済学部卒業後、新潟総合テレビ、中京テレビでの局アナを経てフリー。