戸田恵梨香『俺の家の話』ドタバタ劇をまとめる絶妙“なじませ力”と低めの声 (2/2ページ)

日刊大衆

さくらを演じる戸田恵梨香の立ち位置キープのうまさがすごい。「ジュジュ~」と甘え声を出し、「もらえるものはもらう」とはっきり言うが、図々しさは感じない。「もらえるものはもらう、でも無理にとは言わない」というスタンスで、「何度説明しても忘れてしまう」寿三郎に困り果て、寿一に月給制を提案する。介護職のプロフェッショナルとして、しっかり一歩引いているのである。

 知的かつニュートラル。彼女の低めの明るい声がものすごく活きていると思う。物語を引っかきまわす立場でありながら、逆に濃い観山家の面々のジタバタをなじませる役割も果たしている。ものすごくさじ加減が上手で、微妙な演技調整ができる人なのだろうなと、シミジミ感心してしまった。

 第4話では、次男の踊介(永山絢斗/31)の追及が、再度さくらに絡んでくるようなので、物語がどう動くのか、とても楽しみである。(田中稲)

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