細胞培養の市場規模、2025年には331億米ドルに到達予測 細胞培養をベースとしたワクチンの開発に大きな成長機会 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「細胞培養の世界市場 (~2025年): 製品 (消耗品 (培地・血清・容器)・機器 (バイオリアクター・遠心分離機・インキュベーター・オートクレーブ))・用途 (治療用タンパク質・ワクチン・診断・幹細胞)・エンドユーザー (製薬・バイオテクノロジー)・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を2月12日より開始いたしました。
細胞培養の市場規模は、2020年の190億米ドルからCAGR11.8%で成長し、2025年に331億米ドルへ達すると予測されています。細胞培養ベースのワクチンの利点に関する意識の高まり、モノクローナル抗体(mAbs)の需要の増加、細胞ベースの研究への資金提供、シングルユース技術への嗜好の高まり、先進的な細胞培養製品の発売などが主な要因となっています。
3D細胞培養の需要やパンデミックによる伝染病のリスクの高まりなどにより、細胞培養の主要プレイヤーに大きな成長機会が提供されると予測されています。一方で細胞生物学研究のコストの高さ、細胞をベースとした研究活動のインフラの欠如は、同市場の成長を抑制する主な要因に挙げられます。
COVID-19が細胞培養市場に与える影響
COVID-19のパンデミックにより、世界中の医療機関の負担は驚異的に増加しています。WHOによると、COVID-19の確定症例数は4354万739例で、死亡者数は116万650人(2020年10月28日現在)になりました。死亡者数が最も多かったのは米州で、次いで欧州、東南アジアとなっています。COVID-19のパンデミックにより、世界各国の政府は、自国の医療システムの崩壊を防ぐために、国を挙げてのロックダウンやソーシャルディスタンスの確保を実行する措置を発表しています。
現在、COVID-19の有効な治療法はワクチンや抗ウイルス薬にはなく、患者は対症療法で治療を受けているのが現状です。WHOによると、現在開発中のワクチン候補は70種類あり、そのうち3種類はすでにヒト試験が行われています。COVID-19発生の最前線では、原因ウイルスであるSARS-CoV-2のウイルス研究が世界中の研究者によって進められています。