松重豊、黒歴史継続!21年『孤独のグルメ』で夏も大晦日も食わされる!!

日刊大衆

松重豊
松重豊

 清原果耶(19)が主演を務めるNHK連続ドラマ小説『おかえりモネ』や、竹野内豊(50)主演の月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)など、春にスタートするドラマが続々と明らかになってきている。

 そんな中、夏には超人気ドラマシリーズの新作が控えているという。ドラマ制作会社関係者が話す。

「7月には松重豊さん(58)が主演を務める『孤独のグルメ』(テレビ東京系)のシーズン9がスタートするようです。放送は毎週金曜24時12分からの枠だといいますね」

 ドラマ『孤独のグルメ』といえば、主演に名バイプレーヤー俳優の松重を迎え、2012年1月にスタート。松重扮する貿易商を営む男・井之頭五郎がただひたすらに目の前の食事に向き合うという内容が好評を博し、以降シリーズは現在まで続いてきた。

■海外でも大人気のテレ東“ドル箱コンテンツ”に

 2016年には「お正月スペシャル」と題し、1月1日の23時15分から翌0時15分にかけて1時間特番が放送された。また、2017年には大みそかの22時から23時30分に、シリーズ初となる“生放送パート”も挿入しつつ、『NHK紅白歌合戦』の対抗番組として『孤独のグルメ』が放送されたのだ。

「以降、2020年まで『大みそかスペシャル』は継続していて、松重さんは毎年大みそかの年が変わる直前に食べ物をかき込んでいる、という状況が続いています(笑)。

 さらに『大型リピート放送』として、昨年12月30日の午前10時から16時まで、今年1月1日の午前9時から15時30分まで、過去のシーズンの一挙放送もあり、テレビ東京の年末年始はまさに『孤独のグルメ』一色と言っていいほど、局を挙げて猛プッシュしていたんです。逆に言うと、おんぶにだっこですね」(前出の制作会社関係者)

『孤独のグルメ』は日本のみならず、中国、台湾、韓国でも人気を博しており、中国では『孤独的美食家中国版』としてウェブドラマも制作されている。

「NetflixやAmazonプライムビデオでも配信されていますし、テレビ東京にとって『孤独のグルメ』は“ドル箱コンテンツ”になっているんです。だからこそ、テレビ東京サイドは早く新シーズンの制作に着手したかったのでしょう。

 ただ、松重さんは『孤独のグルメ』が続いていくことに対して、ネガティブな発言をたびたびしていますよね」(前同)

■「プロフィールの汚点になるだろうな」

 2020年10月に放送された新しい地図の3人がMCを務める『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)に出演した松重は『孤独のグルメ』に出演することについて、当初、「台本いただいて、漫画の原作もいただいて……。テレビ東京の夜遅い時間に、ただ、俺が1人で食っているだけで、誰が見るの? どこがおもしろいの? お客さんが楽しめるはずがない」と疑問を抱いていたという。

 また、「何年か経って、“お前こんな番組やってたね”って笑い話になると思っていた。あんまり人に言いたくない作品ではあったんです」と、“黒歴史”なる可能性も危惧していたと明かしている。

 ドラマが大ヒットしたあとも「どこがおもしろいのかなぁ。見もしないですけど、ただ飯食っているだけだから」「ただ、食べているだけで面白いって言われるのはいまだに心外です。どこを面白いって言っていただけているのか、自分ではわかっていないんです」と複雑な心境だと語っている。

 松重は2017年4月放送のラジオ『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)に出演した際にも、「僕の中でも、プロフィールの汚点になるだろうなって思って(いた)」とまで話している。

「松重さんはシーズン3で降板するつもりだったようですが、年配の『孤独のグルメ』ファンから“次はいつやるの”と声をかけられて、続投を決意したと2014年8月の朝日新聞で明かしています」(テレビ誌編集者)

■『孤独のグルメ season final 究極の晩餐』を提案

『孤独のグルメ』といえば、ドラマの本編終了後に原作者の久住昌之氏がドラマに出てきた店を実際に訪れて、料理を堪能する「ふらっとQUSUMI」のコーナーも好評だ。

 しかし、松重はこの「ふらっとQUSUMI」について、「食べるだけなら、な~んにも文句ないんですけど、久住さんは麦ジュースって言い方をして、必ず飲まれるじゃないですか? あの言い方が腹立つんですよ!(笑)。飲みたいんですよ、僕も! 本当にワンカット撮るたびに“ビール持ってこい!”って叫んでますからね、現場では」と語っている。

「松重さん演じる井之頭五郎はお酒が飲めない“下戸”キャラですからね。一方の松重さんは大の酒好きです。美味しい料理をお酒とともに楽しみたいというのが本音でしょうが、ドラマでオーダーできるのは白飯とウーロン茶。そういったところにもストレスを感じているのかもしれませんね(笑)」(前出のテレビ誌編集者)

 松重は2018年、シーズン7の制作が決まったときの心境を聞かれて「視聴率も頭打ちなので、この際、閉店商法で『孤独のグルメ season final 究極の晩餐』にしたらと提案しましたが却下されました」と自虐的に語っている。

「これも松重さんなりのリップサービスなのでしょうが、本人はシリーズの継続に否定的な思いもあることがうかがえます。ただ、昨年12月の『文春オンライン』のインタビューでは、コロナ禍で飲食店に行けない状況が続いている中で、“『孤独のグルメ』が必要とされている”とも語っています。

 また、松重さん自身も“これを面白く思わないと損”だと考えるようになったと明かしていました。7月からスタートするシーズン9では、心機一転、夏の暑い最中に、次々と注文し、ご飯を片手に絶品料理をかき込む井之頭五郎の姿を見られるのではないでしょうか。そしてまだ、今年の大みそかも松重さんの豪快な食べっぷりに期待してしまいますね」(前出の制作会社関係者)

『孤独のグルメ』が、『紅白歌合戦』や『絶対に笑ってはいけない』に並ぶ、大みそか恒例番組になる日も近い!?

「松重豊、黒歴史継続!21年『孤独のグルメ』で夏も大晦日も食わされる!!」のページです。デイリーニュースオンラインは、おかえりモネ新しい地図清原果耶松重豊竹野内豊エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る