40秒で10億年の地球の大陸(プレート)の動きがわかる、必見のタイムラプス動画
地球の表面を覆うプレートは、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤でできている。そしてご存じの通り、プレートは絶えず動いている。
だがその動くスピードは、人間の爪が伸びるスピードと同じくらいで、じりじりと遅く、日常生活ではほとんど気がつかない程度のものだ。
それでも10億年というスパンで見てみれば、大地は世界を縦横無尽に動き回っていることが分かる。今は氷に閉ざされた南極大陸さえ、かつては赤道にあったのだ!
10億年という悠久の時を40秒にギュッと濃縮したこの動画は、これまででもっとも完全なプレートの移動モデルをもとにしたものだ。
Plate tectonic evolution from 1 Billion years ago to the present.
・10億年前とはまったく違う形となった地球
この動画で気がつくのは、世界が今日の姿になったのはごく最近だったということだ。過去を振り返れば、隣にあった陸塊が遠くへ離れてしまったり、遠くにあったはずの陸塊が隣に引っ越してきたりといったことが普通にあった。
新しい海が誕生したかと思えば、消える海があり、大陸は散り散りになってはまた1つの超大陸として定期的に融合してきた。
海洋プレートは大陸プレートよりも強固で密度が高いため、2つがぶつかると海洋プレートは大陸プレートの下に沈んでいくことになる。

プレートは移動しながら、気候や潮汐パターン、動物の生息範囲や進化、火山活動、金属の形成など、さまざまな影響を与えている。
それは単なる地球の殻などではなく、生きとし生けるものの生命維持装置としてすら機能している。
だからプレートの動きの理解は、今後地球の居住環境がどうなるのか予測するには不可欠な知識だ。あるいは未来の世界で金属資源を確保するにも重要となる。

・10億年後、地球はどんな姿に?
こうしたプレートの動きは、地面に残された磁気的なデータから推測されたもの。磁気データは、地球の自転軸に対して過去にプレートがどのような位置にあったのか教えてくれる。くわえて、岩石に残された物質の種類もパズルを解くヒントになる。
もちろん過去へさかのぼるほどにプレートの動きを推定することは難しくなる。そのため新原生代からカンブリア紀(10億年から5億2000万年前)にかけての期間は、特に入念に動きが調べられたという。
こうしたプレートがいつ頃形成されたのかなど、謎はまだまだ残されている。
しかし新しいデータが見つかるほどに、太古の地球の歴史が解き明かされていく。温故知新、それは地球の未来を知ることにもつながるだろう。
References:A billion years in 40 seconds: Video reveals our dynamic planet | EurekAlert! Science News/ written by hiroching / edited by parumo