地球の生命体の起源は火星にある説。そう考えるべき科学的根拠(米研究) (2/4ページ)
それがどのように進化し、その祖先がどこからきたのかといったことについては諸説あり、統一された見解はない。
What Was The Last Common Ancestor of all Life on Earth?
・初期の火星は地球よりも生命に優しかった
米ジョージア工科大学の惑星学者クリストファー・カー氏らの考えでは、LUCAの祖先は小惑星に乗って火星からやってきた微生物だという。
カー氏が『arXiv』(2月4日投稿)で発表した論文では、そう考えるべき科学的理由が述べられている。
それよると、基本的にこの宇宙のどこでも有機分子が降り注いでいるのだという。しかしどのような化学反応によってそうした有機分子が細胞に不可欠な構成単位に変化するのか、一切分かっていない。
有望なものの1つは、浅い水たまりのような環境だ。そこでは紫外線、蒸発と降雨、火山や小惑星衝突の熱などによって、うまい具合に材料が調理される可能性がある。
しかし初期の地球は水にどっぷりと浸かっていた。35億年前の地球は、ほんの数パーセントを除けば、深い水におおわれていたと推定されているのだ。
一方、初期の火星もまた水が豊富だったが、水にひたる程度で、生命が誕生するにはずっと都合が良かっただろうと考えられるという。