一生おひとりさまでいる場合に「必要な貯金額」 (2/3ページ)

マイナビウーマン

もし将来老人ホームに入る時には、売却して得たお金を入居資金にしてもいいと思いますよ。

■おひとりさまなら「お金の使い道」をコントロールできる

おひとりさまとして生きていく上での金銭面のメリットは、ずばり使い道や貯蓄方法を自分ひとりで決められること。

夫婦けんかの多くが、金銭感覚の違いだと言われています。ひとりであればその心配もありません。反対に、自分に浪費癖がある場合は、止めてくれる人がいないので注意が必要。

良いところも悪いところもあるので、結局のところ、自分が納得する方を選ぶのが一番です。

◇「老後2000万円問題」は本当かもしれない!

おひとりさまで生涯を終えるのであれば、定年後のお金についても考えなくてはいけません。

みなさん、「老後2000万円問題」って聞いたことありますか?

総務省の2019年度の「家計調査」によると、60歳以上の単身女性の生活費は月額14万6425円。そして、厚生労働省の「厚生年金・国民年金事業の概要」によると、65歳女性の厚生年金の平均受給額は10万8813円。支出と収入を比較すると、毎月4万円ほど赤字であることが分かります。

その赤字分を準備しておく必要があります。かつ、60歳で定年を迎えてから年金の受給がスタートする65歳までの5年間は、支出だけがある状態。

つまり、14万6425円×5年分=およそ878万円と、65歳以降、90歳まで生きた場合の毎月4万円の赤字分=1128万円を足すと、トータル2006万円。本当に2000万円が必要になるかもしれないのです。

■今から“自分”と“お金”の共働きを

おひとりさまとして生きていくのであれば、今から自分を守ってくれる資産を作っておきたいところ。

貯金ももちろん大切ですが、今は低金利の時代。銀行に預けているだけでは、なかなかお金は増えていかないのが事実です。

そこでおすすめしたいのが、お金にも働いてもらうこと。

「一生おひとりさまでいる場合に「必要な貯金額」」のページです。デイリーニュースオンラインは、マネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る