リーマンショックもコロナも影響なし 投資先としての「都心のワンルーム」の強さ (2/4ページ)
賃貸のワンルームマンションの話に戻ると、コロナの影響で3月と4月の引っ越しシーズンは人の動きが止まったんですね。ただ、よく言われていた「東京から脱出して地方に移住する」というケースはかなり少数派で、都心のワンルームマンションの稼働率が落ちたということはありません。
これは、冷静に考えると当然ですよね。テレワークが普及したといっても、人はどこかに住まないといけないわけで、わざわざ地方に行く人がどれくらいいるのかというと…。
――メディアでそういう人を取り上げているのを見たことがありますが、数としては少ないでしょうね。
住吉:そう思います。都心のワンルームマンションの賃貸物件はリーマンショックの時もほとんど影響がありませんでしたから、投資先としてはかなり手堅いと言えるはずです。
――当時影響があったのはどういう物件だったんですか?
住吉:家賃が100万円くらいする高級賃貸やオフィス向け物件は影響を受けました。それは今回も同じですね。「普通の人が普通に住む物件」には影響はありませんでした。
――不動産投資の「手堅さ」をメリットとする反面、「必ずしも誰もが利益をあげられるわけではない」ともされていました。成功する人と失敗する人を分けるものは何なのでしょうか。
住吉:失敗する人に共通するのは「儲けよう」という気持ちが強すぎて、高利回りとか低価格という売り文句に飛びついてしまう点です。
ワンルームマンションは手堅いのですが、そんなにすぐ儲かるわけではありません。それを理解したうえで地道にやっていける人はそんなに失敗しないのですが、トレンドや広告文句に流されやすい人は注意した方がいいと思います。
――高利回りを求めると、たとえば郊外や地方のアパートを一棟買って運営するという方向に行くわけですか?
住吉:そうですね。高利回りはリスクも当然高くなります。そこを容認できる方ならいいのですが、はじめて不動産投資をする方には、正直向いていないと思います。