ともさかりえが家族で通うバラック風の建物は、芸能人も多く通う名店だった!! (3/4ページ)
その作詞作曲を手がけたのは、デビュー2年目の椎名林檎だった。以来、二人は親友の間柄と聞く。
椎名は彼女と最初に会った際、「なんて美しくてなんて悲しい形をしているんだ」と思ったという。その感覚は自分にもよくわかる。『金田一…』では主演の堂本剛のファンに嫉妬され、嫌がらせを散々されたと当時報道されており、よけい悲壮感が伝わってきた。
■上級スープの名前を店名に
フランスの女優みたいにアンビバレントな風貌から、独特のアンニュイが漂う。というのに、彼女は食事ではあまり冒険せず、定番を選びがちだとか。カップ麺などもよく食べるという。ポテトチップスは開けたら1回で食べきる主義だそう。そんな食傾向を知るにつけ、かおたんが行きつけというのも納得できる。
かおたんは渋谷のやはり行列店、「喜楽」の元店員が1983年に開業。東京メトロ千代田線赤坂駅すぐそばの、「中国料理 かおたん」は支店である。店名の「かおたん(高湯)」とは、上海や北京や台湾料理での上級スープの呼び名だ。
広東ではシャンタン(上湯)と呼ぶ。濁った白湯ではなく透き通ったチンタン(清湯)に、惜しげもなく高級素材を入れることからそう呼ばれる。だから店の看板にも、「中国福建省の高級スープ」と書いてある。
丁寧に灰汁を除いて豚ガラと鶏ガラから取った出汁に、独特の甘みがあり漢方の原料にもなるマコモを加え、刻んで香ばしく揚げた赤タマネギ、またオキアミの風味がついた香味油をたっぷりとスープに浮かべ、独特のスープを作っている。
この焦がしネギにどこかポテチ感があるのだ。台湾系ラーメンにはよく乗るが、喜楽に比べて風味が控えめで、スープとの調和がよく取れている。トッピング具材は厚手の焼豚にメンマ、茹でもやしにさやえんどう(これが彩りだけでなく、味に深みを与えている)。