「肉じゃが」はビーフシチューのアレンジレシピだったの? 考案者はあの英雄!? (2/3ページ)

Japaaan

しかし当時の日本人は洋食に慣れておらず、海軍の中にも「バタ臭い」という理由で嫌う兵士が多くいたため、日本人が西洋の料理を食べやすくするための工夫が必要でした。

ヒントはあの英雄を感動させた「ビーフシチュー」

そのヒントは、日露戦争でバルチック艦隊を全滅させ「英雄」として知られる東郷平八郎が、イギリスのポーツマスに官費留学していた頃(1871/明治4年~1878/明治11年)に食べたビーフシチューにありました。

ビーフシチューの味を気に入り、日本でもぜひ食べたいと思った東郷は、同じものを艦上食として作るようにと料理長に命じました。

「牛肉と、ジャガイモと、ニンジンが入っていて、ワインとデミグラスソースで味付けをするのだ」

しかし料理長はビーフシチューの作り方を知らなかったため、何とかそれを再現しようと考えに考え、命じられた食材を砂糖や醤油で味付けしました。その結果できあがったのが肉じゃがで、失敗作とは言え日本人の味覚に合っていたため、一般にも広まっていったというのです。

「食事改革」を行った海軍では、行わなかった陸軍と比べ、脚気を発症する兵士が激減しました。偶然とはいえ西洋料理が日本人向けにアレンジされた肉じゃがは、多くの日本人を脚気から救うこととなったのです。

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