Mステ『きゅんです』歌手“初の顔出し”も視聴者困惑「カメラ遠い」
顔出しNG歌手の〝ひらめ〟と〝りりあ。〟が、2月19日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。顔を伏せて登場したのち、うっすらと素顔を公開し、話題を呼んだ。
トレンドに疎いオジサマ・オバサマ方に説明すると、ひらめとりりあ。は、共に『TikTok』発インスタグラム経由で大ブームを起こしている歌手。りりあ。は、彼氏に浮気された友人の体験を歌詞にした『浮気されたけどまだ好きって曲。』が若者の心をつかみ、「TikTok」用楽曲から配信リリースへと飛躍、チャートを席巻している。
ひらめは、明るい10代~20代前半の若者にとって、どんなヒットソングよりも馴染みがあると言われている『ポケットからきゅんです』の歌い手。こちらは「きゅんです」がすでにネット用語にもなりつつあるため、1度は聞いたことがあるだろう。
これまでにもメディア出演自体はあった2人だが、顔や年齢といった素性は一切明かさず、露出してもかなり限定的なもの。事前のSNS告知でも、自身が描いたというイラストを顔に当てての登場となっていた。
ひらめさんが #Mステカメラ 初登場〜?Ⓜ
今夜のテーマは『譲れないこだわり⚡』
確かに、TikTokなどで流行るソングは
キャッチーで尺が短い方がよさそうですね?
今夜は『ポケットからきゅんです!』を披露してくれます?⚡楽しみです???
本日は #Mステ 3時間SP✨ お見逃しなく‼ pic.twitter.com/SrMzxI7MbX
— music station (@Mst_com) February 19, 2021
https://platform.twitter.com/widgets.js
時代性を感じさせる斬新な演出2人はオープニングやトークコーナーでも、このイラストを顔に当てて登場。しかし、ひらめはパフォーマンスに入るとついにイラストが外され、遠巻きのアングルに薄いボカシ加工はあったが、その素顔がメディアで初公開された。一方のりりあ。は、顔から下しか映さない状態でギターを弾き語り。顔出しNGの歌手が登場、イラストで顔を隠し、パフォーマンスでは対応が分かれるという、新しい形の演出となった。
りりあ。さんが #Mステカメラ 初登場〜?Ⓜ
今夜のテーマは『譲れないこだわり⚡』
意外なこだわり教えてもらいました???
みんなのこだわりはなんですか????
今夜は『浮気されたけどまだ好きって話。』を披露してくれます?⚡みなさんお楽しみに?
本日は #Mステ 3時間SP✨お見逃しなく‼️ pic.twitter.com/Z3ut39ue7O
— music station (@Mst_com) February 19, 2021
https://platform.twitter.com/widgets.js
なんとも現代らしいこの斬新な演出は、ネット上でも大きな話題に。特に、遠巻きでボカシながら素顔を初公開するひらめの手法は、
《ひらめが素顔初出しでもカメラのフォーカスボヤけさせる新しい演出!》
《ひらめちゃんMステでの初顔出し、カメラ遠いし近く来たらちょっとピントぼかしてるの笑う》
《顔出しって言いながらカメラのピント合わせてないから、わたしまた視力悪なったんかと思ったわ》
《カメラが遠くて草》
《かわいいじゃん》
《声優顔だな》
《女芸人の吉住みたい》
など、様々な反響を呼んだ。
「TikTok」は、受け入れられるか否かで、若者か老害かの分水嶺になると言われている。頭の堅い視聴者は、この放送を機に若者文化に触れる気が起きただろうか。
【画像】
pathdoc / Shutterstock