江戸に異国の動物がやって来た!大フィーバー起こしたゾウと尿が薬とまで謳われたラクダ (2/3ページ)
『天竺渡り大象之図』(国立国会図書館デジタルコレクション)※今回紹介のゾウとは別
京都では天皇に謁見するが、無官位の者は参内することができないため、「広南従四位白象」という位を与えられたとも言われている。まさにゾウ様である。
長崎から江戸までの道中、そして江戸の民衆の間でこのゾウは大人気となり、その姿を描いた浮世絵は即完売。双六やおもちゃなどのグッズにもなったほか、歌舞伎の演目にまで登場し、大フィーバーを巻き起こしたのだった。
不思議な背中のコブ!その尿は救命薬とされたラクダ
1800年代にはラクダが数回やって来て、浅草や両国などで行われた興行では江戸の人々を驚かせた。この絵には次のような説明が山東京伝によって書かれている。
身の丈9尺、頭は羊に似てうなじ長く、脚に3つ節があり、座るときは脚を3つに折る、ゆえに乗る時便利なり。草木類を食すが、特に大根が好みである。
重い荷物を背負っても1日100里の道を労せず。柔和にして人に馴れ易し。
さらには霊獣としての効能もあり、ラクダの尿は救命の霊薬なる。