立派な「いちもつ」が彫刻されていた。イギリスで発見された古代ローマ時代の石臼 (2/3ページ)
この地域の共同体にとっての製粉道具の重要性や、その表面に男性器を描くことによって、石臼やその産物である小麦粉に与えられた庇護的な意味合いについての詳細がわかるからです

ルース・シャフリー教授と古代ローマの男根が彫刻された石臼image credit:Highways England
・古代ローマにおけるいちもつ信仰
古代ローマのアートや図像の題材として男性器が広まったのは、男らしさや強さの象徴として好まれたからだ。お守りや場所に描かれることが多く、それを身に着ける者や土地に加護や幸運をもたらすためだった。
例えば、男の子の赤ん坊は、男性器モチーフのお守りの入ったブラと呼ばれる特別な護符を与えられた。これを首にかけておくと、邪悪なものから守ってもらえるとされていた。誕生後9日たってから、成人になるまでこれを身に着けたという。
男根をかたどった風鈴、ティンティンナブラ(tintinnabula)は、ブロンズを彫刻したもので、羽の生えたペニスの形で描かれることが多い。これは、ポンペイの庭々によく吊るされていた。また男性器がレリーフとして壁や地面に刻み込まれた例もある。