元モーニング娘。後藤真希の地元愛炸裂!いまなお昭和を感じるザ・洋食屋とは?

日刊大衆

後藤真希
後藤真希

アイドル食堂・第61回 ビッグシェフ

■かつてのトップアイドルはいまもホームタウンに暮らす

 アイドルだってメシを食う。今なお続くアイドルグループのセンターとして、かつて一世を風靡した人気者であっても、生まれ在所から離れがたく、当時も今も住み続けているのが、ゴマキこと後藤真希。当然ながらテレビ番組で行きつけを紹介しても、オール地元の店になる。

 1985年生まれのゴマキは江戸川区瑞江の出身で、今も実家で暮らしている。99年に発足2年目のモーニング娘。に加入。グループ最大のヒット曲『LOVEマシーン』でセンターの座を獲得し、01年にはモー娘。の活動と並行し、『愛のバカやろう』でソロデビューを果たした。

 この曲は女性歌手として歴代最年少オリコン1位に輝き、弱冠16歳で「ゴマキ御殿」と呼ばれる豪邸を建てた。もともと母が生まれ育った家があった土地だが、総工費6000万円をポンと出し、バリアフリー仕様の3階建てに改めたのだ。

 ゴマキは18年9月2日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に出演。そのタイトルも「32年間江戸川区に住む!後藤真希の下町育ち地元愛炸裂人生!」だった。番組ではまずポニーと戯れる5歳当時の写真を披露。江戸川には篠崎となぎさという2つのポニーランドがあるのだが、たぶん前者で撮った写真だろう。中山や船橋競馬場が近いため、英才教育の場として営まれてきたのか……。

 東京都の最も東に位置する江戸川区は、「住んでいたらカッコいい区ランキング」で堂々の21位。マイナビニュースが男女会員600名人を対象に、18年に行ったアンケートの結果だが、つまり下から3番目。ちなみにトップ3は港区・世田谷区・渋谷区の順だ。

 しかし、「住めば都」という観点から見れば、江戸川区は子育てには向いたエリア。かの東京都立葛西臨海公園もあるが、ユニークな遊具が置かれる児童公園が多いのだ。ゴマキは番組中、実物大に近い恐竜の遊具が鎮座する、西葛西の怪獣公園も案内した。それがためにホームグランドから乳離れできないのか。いや、いくつか番組でも挙げたソウルフードのせいかもしれない。

 ゴマキは地元のお気に入りグルメとして、ドン・キホーテ 内にあるクレープのピンキーティアラ瑞江店、立喰そば兼立ち呑みのみずえ、生姜焼き定食やラーメンまで揃う、幼いから通うもんじゃ屋のまんぷく、都内と近郊のゴマキチェーンレストランであるビッグシェフ(ビッグシェフ・オブ・トウキョウ瑞江店)、を紹介と、徹頭徹尾地元密着セレクトだった。意識して庶民派ぶったわけではない。ゴマキは噓偽りない、江戸川LOVEマシーンなのだ。

 初期モー娘。は、矢口真里もなっち(安倍なつみ)も加護ちゃん(加護亜依)も、みんな庶民肌だったが、ゴマキの見た目は図抜けたクールビューティー。なのに、中味は最もヤンキーで、嗜好や行動にもろそれが現れていた。15年にデキ婚した、「やんちゃそうな雰囲気が私の好み」という夫も、元は彼女のファンの一般人。

 19年に発覚した不倫の相手(元恋人)も一般人で、密会場所はアパホテルという念の入れよう。恋愛だって庶民感覚のままなのだ。13年に母が事故死して以来(父は山で滑落死している)、ゴマキ家は二人の姉、上の弟とそれぞれの一家が同居する大所帯で、月に2回は江戸川を渡って千葉まで渡り、激安スーパーに通い詰めるほど、倹約主婦ぶりを発揮しているという。

■昭和の洋食の確かな美味しさがここに

 ところで、ビッグシェフはぼくにも馴染み深い店だ。本社は大塚にあって、チルドドレッシングのメーカーとしても知られている。今はお台場と瑞江、そして藤沢(現店名レストラン ヒデ ダイニング)にしか店がないが、かつては池袋や渋谷や目黒にもあって、よくランチで利用した。たまにグループで出かけ、居酒屋使いをすることもあった。

 ゴマキも「ザ・洋食屋」と評するように、同店はいわばファミレスの草分けながら、味はより正統派だった。都下や都外だと、町田や新浦安や越谷の店もとうにない。また、そごう川口店内にもあったが、今年2月末、同店の閉店で運命を共にした。

 渋谷店は17年に閉じたが、たまたま直前か直後に店の前を通りかかり、告知の貼り紙がしてあったので把握していた。目黒店は人出不足を理由に18年、池袋店は19年に閉じたのだが、まったく意識しておらず、ゴマキのおかげで知る由となった。

 緑の縁に赤い大文字で「BIG CHEF」と書かれた、店名ロゴには郷愁以上の力強さを感じる。ファミレスに席巻される前の、昭和の洋食の確かなおいしさがビッグシェフにはこだましていた。休日にたまに家族で訪れるというゴマキ。

 よく食べるのは「ハーフ&ハーフ」(1350円)とのこと。これはハーフサイズのオムライスにナポリタン、カニクリームコロッケ、エビフライ、ハンバーグがワンプレートにバランスよく載ったメニューで、一皿の総重量520gあるとか。

 いわば大人のお子様ランチ、または洋食幕の内。この手のてんこ盛り洋風つまみを肴に飲むビールは最高だ。オムライスがハーフカレーというパターンもよくある。ぼくはそのカジュアル版で昼限定メニューの「バラエティランチ」をよく食べた。こちらにオムライスは入らず、白飯が別皿で来るが、大盛りが無料でやはりずっしりと満腹になる。

 向井理も10年8月の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)で渋谷店を紹介。マネージャーに勧められてから先、ちょくちょく通ったとのことで、番組中はタコのマリネを食べていたとか。ゴマキに較べるとずいぶん少食だ。

 ただ、店によっては看板にも「サラダとステーキ」と謳っているくらい、ビッグシェフはボリュームと同時に新鮮さも追求。そもそも店で出すドレッシングを商品化し、メーカーとして知られるようになった。

 レストランの規模縮小は残念だが、別部門で稼げていたのでビッグシェフの今がある。元モー娘。という肩書きは巨大だが、ずっと通用するものでもない。ゴマキには愛する江戸川からも脱却し、もう一花ぜひ咲かせてほしいものだ。35歳はまだまだ若い!

(取材・文=鈴木隆祐)

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