ついに朝ドラヒロインに!川栄李奈「おバカキャラ」はウソだった(1)評判は「頭のキレる女優」 (2/2ページ)
一見、誤解されがちだったが、芸能ジャーナリストの竹下光氏は、川栄の女優としての魅力をこう語る。
「AKBの頃は『おバカキャラ』ばかりが注目を集めていました。しかし撮影現場では、セリフ覚えがよく、監督からの演技指導もすぐに理解し、演じる役柄にピタッと順応できることから『頭のキレる女優』として評判でした。アイドル時代に出演していたバラエティー番組では『AKBのウソ泣きクイーン』などとイジられ、おバカとしての認知度が高まるばかりでしたが、仕事ぶりを知る周囲は、キャラ自体は演じているもので、ウソだと信じていました」
だとすれば、当時から相当な演技力の持ち主、天性の女優だったと言えようか。
「加えて、主役から脇役まで幅広いポジションの役柄を悪目立ちすることなく演じられるのも特筆です。このあたりは、TPOによって立場が変化するグループアイドル時代の経験も活きているのでしょう。彼女は劇場公演やコンサートで、MCや先輩メンバーの会話の流れを読み、自然な形で話に加わるのを得意としていましたからね」(竹下氏)
アイドル時代から、オブラートに包んだ女優の素養が垣間見えていたようだ。