巨人・野上、クビ候補から開幕一軍入りに急浮上?「大竹みたいになれる」約1年半ぶりの一軍投球に称賛の声 (2/2ページ)

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 「一部から引き合いに出されている大竹は広島(2002-2013)で『246登板・74勝78敗1ホールド17セーブ・防御率3.75』といった数字を残したものの、巨人(2014-)では故障・不振に陥り2018年まで『65登板・23勝21敗・防御率4.01』と今一つだった投手。ただ、同年オフに巨人監督に復帰した原辰徳監督の意向でリリーフに転向したことも功を奏し、2019年から昨季までは『61試合・5勝2敗24ホールド・防御率2.68』と復調しチームのリーグ2連覇に貢献しています。そのため、2018年までの大竹と同じように故障・不振に苦しんでいる野上にも劇的な復活を果たしてほしいと願っているファンは少なくないようです」(野球ライター)

 今春キャンプは二軍スタートだった野上だが2月1日の初日からブルペン入りするなど調子は良好で、翌2日に二軍キャンプを視察した原監督が「どこかでチャンスを与える」と語ったと伝えられていた。今回の好投は原監督の言葉を胸に、その後もしっかりと調整を続けていたことの証明だといえるだろう。

 同戦後に宮本和知一軍投手チーフコーチは「リリーフ陣の中で調子が悪いのがいたら(代わる候補は)野上が筆頭。滑走路で待機している感じ」と、開幕一軍入りの可能性を示唆した。好投を足掛かりに復活を遂げることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人
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