地球の内側には正体不明の隠された層があることが判明 (2/3ページ)

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地球の構造に新たなる事実、内核の内側に正体不明の層
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・異方性のズレ

 『Journal of Geophysical Research: Solid Earth』(20年12月7日付)に掲載された研究では、オーストラリア国立大学のグループが、地球中央を通過した10万回分の地震波データをアルゴリズムに入力して、もっとも有り得そうな原因を分析している。

 その結果、内核のさらに650キロ奥深くに内々核が存在しており、地震波の伝達が遅くなる方向が赤道と水平ではなく、54度ズレていることが判明した。

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地球内部の層を通る地震波 credit:Stephenson et al., Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 2021


 決してノイズなどではなく、確かに何かがあるらしいが、それが何か特定するのは難しいとのこと。

 仮説としては、地球が冷えるにつれて形成される鉄の結晶化プロセスや、高温・高圧にさらされた鉄の振る舞いの変化が考えられるそうだ。

 地球内部の状況を知ることは、地磁気の状況を知ることにもつながる。
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