骨董品恐るべし。約4000円で購入した陶器に4000万円前後の価値があることが判明(アメリカ)
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海外のガレージセールやリサイクルショップでは、時に思わぬ掘り出し物に出会うことも少なくない。
去年、アメリカのコネチカット州で開催されたガレージセールを訪れた骨董品愛好家は、一目見た瞬間に心が惹きつけられ、中国製の陶磁器を35ドル(約3800円)で購入したという。
彼は相当な目利きだったようだ。その陶磁器は15世紀初頭の明時代の大変貴重な陶磁器で、30万~50万ドル(約3300万~5400万円)ほどの価値のあるものだったことが判明した。『NDTV』などが伝えている。
$500,000 Bowl Scored at Yard Sale for $35
・ガレージセールで買った陶磁器に驚きの価値があることが判明
ニューヨークに本部を設置する世界最古の国際競売会社『サザビーズ(Sotheby's)』は、去年とある骨董品愛好家から鑑定依頼を受けた中古の陶磁器を調べたところ、驚くべき価値の高いものであることが判明したという。
その陶磁器は、コネチカット州北東部で去年開催されたガレージセールにて、骨董品愛好家の男性(匿名)が35ドル(3,800円)で購入したものだ。
購入時、男性は一目で「これは価値があるものかもしれない」と直感した。
そこで、陶磁器の写真をサザビーズにメールで送り、評価を依頼したところ、専門家は直ちにそれが非常に特別なものであることを確信した。
中国の陶磁器や芸術品の専門家の1人、アンジェラ・マカティアさんは、このように話している。
写真を見た時点で特別なものだと気付き、男性に連絡して実際に手に触れて鑑定しました。すると、中国の明時代の初期に作成されたと識別できる特徴と証拠があったのです。

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・購入額の約1万倍の価値になる可能性も
直径16センチほどのお茶碗のような形の陶磁器の内外には、鮮やかな青色で複数の花の模様が繊細に描かれてあり、その絵画スタイルや器の形からみて、1402~1424年頃の明の第3代皇帝「永楽帝」の時代の陶磁器であることが判明した。

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永楽帝の宮廷は、陶磁器の産地として有名な景徳鎮市に、宮廷で使用するための陶磁器を生産依頼していたが、市場に複製品が出回らないよう器のデザインや流通を厳しく管理していたそうだ。

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男性がガレージセールで発見した陶磁器は、その貴重な宮廷の陶磁器の1つだったようだ。
どのような経緯で、この器がアメリカのガレージセールに流れ着いたのかは不明であり、正確に知ることは不可能と専門家は述べている。
しかし19世紀以降、多くの中国の芸術作品は西洋の骨董品愛好家らの間で、貴重なコレクションとして人気となっており、その価値はかなり高い。
今回男性が購入した陶磁器は、世界で7個めの発見ということだが、これまでの6個は台湾の国立故宮博物院に2個、イギリスの大英博物館とヴィクトリア&アルバート博物館に各1個、イランの国立博物館に1個、そして香港のオークションハウスで売買されたものが1個と、わずかな数しか現存しておらず、非常に貴重だ。
なおサザビーズによると、3月17日に開催される同社の中国美術オークションで、この陶磁器が出品される予定となっており、現時点では30万~50万ドル(約3300万~5400万円)の売値が予想されているという。
written by Scarlet / edited by parumo