次の放出候補は? 巨人・原監督が「格差トレード」連発で起こす“球界革命” (2/3ページ)

Asagei Biz

そのひとつが飼い殺しの撤廃。短絡的な損得勘定ではなく、埋もれたままの、戦力にならない選手を意地とメンツだけで抱えずに『ダイヤモンドになり得る原石』と交換したほうがはるかに有益と踏んだのです」(球団関係者)

 澤村、田口クラスの高年俸選手でさえも容赦なく放出し、選手たちには危機感を植え付ける。百戦錬磨の指揮官の頭の中にはそんな計算が働いているのだろう。だからこそ、今シーズンを迎えるにあたって「今後の我々にはチーム力だけではなく『個』の力のレベルアップも重要になってくる」と繰り返し述べているのだ。

「次の格差トレード候補の筆頭は捕手の小林誠司(31)だともっぱらです。複数年契約を結んでいますが、100%の安心材料とはなりません。尻に火がついた小林が死ぬ気で17年の第4回WBC時のような活躍を見せれば、それこそ原監督の狙い通りとなるでしょう」(球団関係者)

 ただし、原監督は打倒ソフトバンクばかりに傾注しているわけではなかった。球界全体の活性化を見据えているというのである。

 原監督と昵懇の関係にある球界関係者が解説する。

「昨季途中から澤村が救世主的活躍でロッテのCS進出に貢献したのは言うまでもなく、田口に関しても、投手力の弱いヤクルトに対し、同一リーグでありながら自分たちから売り込みをかけている。忘れてならないのが昨年11月、巨人からライバル球団である阪神に金銭トレードで移籍した山本泰寛(27)だ。阪神からの獲得打診を巨人があっさり快諾し、実に30年ぶりに巨人から阪神への移籍が実現することになった。山本は今、虎の正遊撃手のダークホースとしてメキメキ頭角を現している。巨人でくすぶっていた山本に『欲しがっている球団があるから、頑張って行ってこい』とひそかに背中を押したのでしょう。巨人の長い歴史の中でも、こんな大胆なトレードに次々とゴーサインを出して球界を盛り上げようとする指揮官は原監督だけです」

 思えば、年明けに桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)を急きょ招聘したことも、球界全体を見据えた原流仕掛けのひとつだったのではないか。

「指導者としてチームに必要な人材だったのはもとより、あれほどの大スターが古巣のジャイアンツに帰ってくれば、おのずと注目が集まる。

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