物静かなだけじゃない。「おとなしい」という言葉に込められたオトナの定義とは? (2/3ページ)

Japaaan

例:隼人)だとして、じゃあ「な」は何なのでしょうか?

調べてみると、「な」とは古代の東国方言で親愛の意味を示す接尾語だったり、あるいは詠嘆の意味に示していたり(例:花の色は移りにけりな)等と考えられます。「すっかり大きくなったんだね」という思いを込めて「大人(おと)な」呼んだのかも知れませんね。

また一説に「乙名(おとな)」とも書かれ、乙には「二番目」という意味があり、生まれたばかりの子供が成長して「人生の第二段階」に達したことを示します。また名は文字通り名前で人間そのものを指し、「第二段階に達した人間」を「おとな」と呼んだそうです。

「まぁ、姫もすっかり成長なされて……」モノの情緒を解する娘の成長に感涙する母(イメージ)。

加えて「乙」は「(定番=甲と違って)オツな趣向だね」などと言うように、趣深い様子を表し、成長してモノの情緒(あはれ)が解るようになってきた人物(名)に対して乙名と呼んだという説もあります。

他にも「音無(おとな)」と書き、成長に伴って落ち着きが増し、ちっとやそっとのことで騒ぎ立てなくなった様子を表したとも言われますが、これは現代の「おとなしい」に最も近いイメージですね。

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