衝撃!「日本が貧乏になったワケ」2019年の平均年収は韓国以下に…

日刊大衆

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 今年2月15日、日経平均株価が一時3万円を突破したことが話題になった。バブル期以来、30年ぶりのことだ。

 だが、株価が上がっても、生活が楽になったという実感を持つ読者は少ないのではないだろうか。それを裏づけるようなデータがある。「OECD(経済協力開発機構)によると、2019年の日本の平均賃金は年収ベースで3万8617ドル。これは、加盟国35か国中24位で、G7(主要先進国)では最下位です。米国(6万5836ドル)の約6割で、驚くべきことに、お隣の韓国(4万2285ドル)にも抜かれてしまったんです」(経済誌記者)

 この事実に、日本最大のコリアンタウンである東京・新大久保で働く韓国人たちも驚きを隠さない。

「来日して30年近くたちますが、まさか韓国と日本の年収が逆転するとは……。感覚的には物価は日本のほうが高いと思うけど」(40代のK -POP店店長)

「日本は好きだけど、韓国より稼げるから、こっちにいる。ただ、文在寅大統領が就任以来、強力に進める最低賃金引き上げ政策は、プラスに働いているはず」(30代の焼肉店店員)

 GDP(国内総生産)は米国と中国に次ぐ世界3位で、長らく“経済大国”を自任していた我が国に何が起きているのか。

 経済アナリストの森永卓郎氏は、こう語る。

「20年ほど前、日本の平均賃金はG7でトップでした。ここまで落ち込んだのは、日本経済が急速に転落していったからです」

■日本が貧乏になったワケ

 だが、株価を見る限りでは、日本経済の低迷は感じられない。

「企業が儲かっていないのではありません。正社員の昇給を見送り、国の政策で非正規社員の割合を高めたため、働く人にお金が回らなくなったんです。すると、消費が落ち込みますから、国の経済も低迷してしまう。一方で、企業がため込んだ内部留保は、500兆円に迫りました。こういった悪循環を日本は続けています」(前同)

 そんな中、韓国をはじめ世界各国の賃金や物価が上昇したことが、今回の逆転劇を後押ししたようだ。

 事実、物価の変動を示す消費者物価指数(生鮮食料品を除く)を見ると、2020年度は日本が0.2%下がった一方、韓国は0.5%上がっている。

 韓国人の夫を持つ作家の岩井志麻子氏は、韓国経済の勢いを、こう語る。

「マンションとか不動産の価格はすごいですね。ちょっといいなと思う物件は、みんな“億”いきますよ」

 この続きは現在発売中の『週刊大衆』3月29日号で。

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