アレルギーや自己免疫疾患の治療に役立つたんぱく質が発見される (2/3ページ)
これが今回の主役であるニューリチンを作り出すと、IgEの産生が停止するほか、自分自身を狙う形質細胞を放出させるその他のプロセスが抑制されるのである。
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・マウス実験で効果を確認
実験として、遺伝子を改変してニューリチンを作れないマウスを作り、これに卵から抽出したアルブミンを注射したところ、アナフィラキシー反応で死ぬ確率が高まることが判明したという。
また、こうしたマウスでは、生後初期の段階で、欠陥のある形質細胞が増加することも確認されている。これらは自己抗原を発達させる細胞だ。
しかし、こうしたマウスにニューリチンを注射したところ、目覚ましいほど健康になったという。これによって形質細胞に変化するB細胞も消失したそうだ。
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・免疫を抑制しない自己免疫疾患の治療へ
ただし、こうした免疫のプロセス全体や、ニューリチンの他の細胞に対する効果のすべてが解明されたわけではない。
今回の研究では、それを調べるために、人間の血液とへんとう腺から白血球を採取して分析してみたところ、ニューリチンが内部で作用しているらしいことを示す手がかりが得られたとのこと。