架空請求業者から思わぬ“逆襲”も…「詐欺撃退動画」に潜むリスクとは? (2/2ページ)
実際、業者から恐喝されたユーチューバーも実在するそうなので、やるからには、それなりのリスクがあるということをきちんと認識すべきでしょうね」(前出・ITライター)
架空請求や詐欺を生業とする悪徳業者は、いわば個人情報の扱いのプロとも言える。それを「おもしろ動画」「撃退コンテンツ」としてネタにするのは、少なからずリスクがつきまとうようだ。
「配信者が業者の直接訪問を受ける以外にも、さまざまな逆襲のパターンが想定されます。詐欺グループの標的リストに個人情報が掲載され、別の悪徳業者から連絡が入り続ける可能性は大きいでしょう。まあ、騙されることはないと思いますが…。気をつけたいのは、タレコミ情報をもとにブラックな架空請求業者に電話していたつもりが、実は意外とまっとうな債権回収業者だったり、まったく関係がない物販の会社だったというケースもあり、そうなると、イタズラ電話を頻繁にかけたということで営業妨害、最悪の場合は迷惑防止条例違反、偽計業務妨害罪などで罰せられるケースもあります。なので、むやみに架空請求業者をおちょくる電話をするのはやめたほうが無難。結局、身に覚えのない請求は無視するのが一番効果的な対処法だということです」(前出・ITライター)
軽いノリで架空請求業者を撃退するつもりが、人生を台無しにされたのではたまったものではない。君子危うきに近寄らず、というわけか。
(灯倫太郎)