巣で卵をあたためていた恐竜と孵化する直前の卵の化石が発見される。 (2/3ページ)
大人の化石がすぐそばにあったことや、過去に巣の上で死んだらしきオヴィラプトロサウリアの化石がいくつか発見されていることから、卵を温めている最中に命を落としただろうことがうかがえるようだ。
また酸素同位体の分析からは、卵が鳥の体温に近い温度で温められていたことが示されており、やはり親が卵を温めていただろうことが示唆されている。
この点において、オヴィラプトロサウリアは現代の鳥の仲間に似ており、卵を温めず、ただそばにいて守るだけのワニとは習性が違うことが分かる。

オヴィラプトロサウリア credit:ZHAO CHUANG
・卵には孵化する直前の胎児が入っていた
発見された卵は孵化する直前だったようだ。胎児は発達の後期段階にあり、みな発育が良かったが、中にはとりわけ成長しているものもいた。このことから、卵が孵化するタイミングには、若干のバラツキがあった可能性があるとのこと。
これは「非同期孵化」という現象で、現代の鳥の仲間にも見られる。同じ特徴がオヴィラプトロサウリアと鳥とで別々に進化したようだ。