ぎゅっと身を寄せ合って寒さをしのいでいた2匹の子猫、きょうだいたちが息絶える中、奇跡的に生き延びる(アメリカ)
image credit:catsnipetc/Instagram
とても寒い冬の時期、とある民家の敷地内で、生まれたばかりの子猫たちが発見された。6匹いた子猫のうち4匹はすでに息絶えていた。
残りの2匹はかなり衰弱していたもののまだ息があった。ぎゅっと身を寄せ合ってお互いの体を暖め合っていたのが幸いしたようだ。
2匹の子猫を救助・保護した施設スタッフたちは、懸命に生きようとしている子猫たちの姿に心を打たれ、全力でお世話をした。
・寒さと飢えで瀕死の状態の子猫2匹が救助される
2月27日、アメリカ・インディアナ州北部エルクハート郡に住むある家族は、朝からどこかで猫の鳴き声がすることに気付いた。
それは午後になっても続いたので家の周りを調べてみると、ウィンドウ・ウェル(地下室の窓の外周りにできる半円柱形の穴)に野良の母猫と子猫たちが身を寄せ合っているのを発見した。
子猫たちのうち4匹は既に息絶えており、残りの2匹も動いている様子はなかった。一家から連絡を受けた地元の猫救済施設『Catsnip Etc』が駆け付け、子猫の様子をチェックしたところ、2匹の子猫たちはまだ生きていることが判明した。
その時の様子を、施設スタッフのミッシー・マックニールさんはこのように話している。
2匹は脱水状態に陥っていました。体温も低く、しばらく何も口にしていない様子でした。母親がうまくミルクをあげられなかったのかもしれません。子猫たちは、飢えて地面の土を食べようとしたのか口元が土でかなり汚れていました。
とても弱っていて、か細い声でニャーと鳴く以外は動く力もありませんでした。私たちはすぐに猫の口を拭いて綺麗にしてやり、加熱パッドに乗せて温めてあげました。
2匹のきょうだい猫は、しっかりと体を寄せ合って、お互いの体を温め合っていました。
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母猫の方だが、スタッフたちが到着した時に驚いて、子猫たちを残してどこかに逃げてしまった。
母猫が再び子猫たちの元に戻って来ることを期待して、スタッフは近くに罠をしかけ、しばらく待っていたが戻ってくることはなかったという。
・寄り添う絆強く、生きる意志を見せた2匹
瀕死の状態の子猫を施設へと連れ帰ったスタッフは、すぐに集中治療室へ運び、血糖値を上げるために少量のカロシロップ(とうもろこしから作られたシロップ)を子猫に飲ませてみた。
子猫たちは弱々しい体から全ての気力を振り絞るかのように必死で飲み始めた。

image credit:Catsnip Etc
その懸命な姿を見て、「あなたたちが生きようと闘う限り、私たちも全力でサポートするからね」と猫たちに伝えました。(マックニールさん)
そして、ボランティアスタッフたちは、24時間体制でウェンズデーとパグズリーと名付けた子猫たちのケアをすることに。
1時間ごとにミルクを与え、体を温めることを繰り返すうち、2匹は少しずつだがミルクを飲む量が増えていった。
毎回、餌を与える度「頑張って生きて」と祈るような気持でお世話を続けたスタッフたち。その願いが通じたのか、パグズリーが初めて餌を求める力強い鳴き声をあげた。
その鳴き声を聞いたスタッフは、「きっともう大丈夫」と確信した。そして、数日間でウェンズデーとパグズリーはみるみる元気になっていった。
オスとメスのきょうだい猫たちは、とても絆が強く、いつもピタリと寄り添いあっていたという。
・元気になった子猫たち、今もすくすく成長中
ウェンズデーとパグズリーは、保護してから数日間でみるみる成長していった。生後2週間目と推測される頃、2匹はすっかり元気になり活発になった。
瀕死の状態だった時も、2匹は強い絆で互いを支えていたのでしょう。一緒に生き延びるんだという強い意志が私たちにも伝わってきましたから。
今は好奇心と探求心が旺盛で子猫らしさ全開です。まだまだ小さいですが、着実に体重も増えて体力もついています。
あの時救助が遅れたら、すぐに死んでしまっていたことでしょう。2匹がここまで元気になってくれて本当にうれしい(マックニールさん)

image credit:Catsnip Etc
現在、施設でウェンズデーとパグズリーはとても幸せに暮らしているという。2匹に永遠の家が見つかる日も、そう遠くないかもしれない。
written by Scarlet / edited by parumo