終末に備えて。時間の概念がない洞窟の中で15人が40日間暮らす隔離実験が今まさに行われている(フランス) (3/4ページ)
実際に進んだ時間の流れとは無関係に、遅々としてなかなか進まないこともあれば、あっという間に過ぎ去るかのようなこともあります
そのとき何が起きているのか? 知覚された時間と時計が示す基準時間との関係はどのようなものか? 脳は時間をどのようにして把握しているのか?
・新型コロナによるロックダウンの影響を探る目的も
プロジェクトの考案者は、自身も実験の参加者であるスイスの冒険家クリスチャン・クロット氏。
彼は新型コロナのパンデミックとそれが私たちの生活に与えた影響にインスピレーションを受けたという。
コロナ禍で人々は強制的なロックダウンを経験したが、それが長期的・短期的な生活にどのような影響をもたらすかまだ分かっていない。
参加者の1人は、「時間のない生活を味わう」ために参加を決意したと話す。PCやスマホによって常に約束や締め切りが通知される現代社会では、絶対に経験できないことだ。
15人の参加者に報酬が支払われることはない。与えられるのは、外部に頼ることなく洞窟内で生き残るための1.5トンの物資だけだ。
まさに今、サバイバル系のフィクション映画がリアルに行われている状況にあるのだ。