終末に備えて。時間の概念がない洞窟の中で15人が40日間暮らす隔離実験が今まさに行われている(フランス) (1/4ページ)
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時間を知ることができない状態での長期的な隔離は、人間の脳にどのような影響を及ぼすのか?それを調べるため、集められたボランティアは今、南フランスのアリエージュにあるピレネー山脈に口を開けた洞窟の中にいる。
世界初と言われるプロジェクト「ディープタイム」では、男性8名、女性7名の参加者が3月14日から4月22日までの40日間を洞窟の中で過ごすことになる。
・時間という概念のない世界に隔離されると人はどうなる?
15名のボランティア参加者は、外部にいる科学者に状況を知らせるためのセンサーのみを身につけ薄暗い洞窟の中へと入っていった。
スマホも時計も、時間を知ることができる機器は一切持ち込みが禁止されている。そこで営まれるのは、時間のない生活だ。
洞窟内は、自然の光が差し込むことはなく、気温12度、湿度95%とかなり寒い。時間を知る機器は使えないが、ペダル式の発電機があるので一応電気は利用できる。また水は45メートルの深さから汲み上げることになる。
フランス・エコール・ノルマル・シュペリウール、認知・コンピューター神経科学研究所のエティエンヌ・ケクラン教授は、「世界初の実験です」と語る。