さらさら流れる「春の小川」はいずこ?東京五輪を機に地下に埋設され渋谷の地下でひっそりと【後編】 (2/4ページ)
河骨川は、渋谷川(※1)の支流である宇田川(※2)に合流していた小川でしたが、戦後は徐々に生活排水などで汚染され、以前の姿は失われていきました。
※1 渋谷川:渋谷駅南から、天現寺橋(広尾)までの2.4Kmを流れている二級河川
※2 宇田川:代々木4丁目・初台・西原・大山町・上原などを水源とした複数の支流を持つ川。中でも、「春の小川」のモデルで会った河骨川は、最も大きな支流といわれている。
初の東京オリンピック開催に向け暗渠化
1964年の東京五輪開会式で整列する各国競技団(写真:wikipedia)
昭和36年。
「東京都市河川計画 河川下水道 調査特別委員会 委員長報告」に基づき、日本で初の東京オリンピック開催に向け、東京では都市の近代化が進められていました。
そして、主に山手の河川の上流部を中心とし、河川に蓋をして暗渠(※1)化し下水道への転用が進めたれたそうです。
今聞くと、「自然に流れている川に蓋をして、道路を作り地下に沈めてしまう」……というのは、なんとももったいないような、乱暴な気もします。