さらさら流れる「春の小川」はいずこ?東京五輪を機に地下に埋設され渋谷の地下でひっそりと【後編】 (1/4ページ)
100年以上の年月を経ても、愛されている春の歌「春の小川」。
その春の小川は実在する川で、東京都渋谷区代々木界隈を流れていた「河骨川(こうほねか)」がモデルとされています。
両岸には可憐な春の花々が咲き、魚たちが遊ぶ姿が眺められるほど清らかだった「春の小川」は、1964年の東京五輪を機に、光の差さない暗闇でひっそりと流れている暗渠(あんきょ)へと、変わってしまいました……なにが起こったのでしょうか。
ここまでのお話【前編】はこちらをお読みください。
さらさら流れる「春の小川」はいずこ?東京五輪を機に地下に埋設され渋谷の地下でひっそりと【前編】 時代とともに変わって行った春の小川
渋谷川。河骨川は、渋谷川の支流・宇田川に合流する。(写真:photo-ac)
春の小川の作詞者である国文学者・高野辰之博士が、この歌の詩を書いた頃。
河骨川も、魚たちが泳ぐ姿が容易に見つけられるほど水は透明で、両岸にはレンゲやスミレなどの春の花が咲き、それはのどかで美しい風景だったのでしょう。
