人間が死んだあと、脳内で活発に活動する「ゾンビ遺伝子」が発見される (2/3ページ)

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これは基本的な細胞機能を担っており、組織の品質を確かめる研究などでもよく使われるものだ。

 また思考や記憶といった脳活動に直接関係しているものも同様だ。これらは死後数時間で普通に劣化してしまった。死んでしまえば、認知活動が消えるのだから、至極当然のことだろう。

死後脳内で活発化するゾンビ遺伝子
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・死後活性化したゾンビ遺伝子の存在が明らかに

 問題だったのは、脳組織が摘出されてからかえって活性化した遺伝子があったことだ。研究グループはそれを「ゾンビ遺伝子」と呼んでいる。

 ゾンビ遺伝子は死んでから活性化し、12時間後にそのピークを迎える。

 いずれも「グリア細胞」という炎症細胞と関係しており、成長して腕のような枝まで伸ばし始めたという。これらは通常、脳が損傷したり、脳卒中を起こしたりすると、急に活動し始める細胞だ。

グリア細胞
人間の脳の死後動き出すゾンビ遺伝子 credit:Dr. Jeffrey Loeb/UIC

・心臓が止まっても脳は止まらない

 このことは大きな意味を持つ。なぜなら、認知症といった神経症状の研究は、死後数時間あるいは数日たった人間から摘出した脳組織を調べることで行われているからだ。

 「大抵の研究は、心臓が止まれば、脳もまた何もかもが止まると想定しています。

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