佐々木朗希のしなる投球が影を潜めた/プロ野球「12球団のアキレス腱」(3) (2/2ページ)
ようやく投げたということだけが騒がれているだけで、舞台裏では当日になってみないと本当に投げるかどうかわからない、というのがチーム関係者の本音だった。
D 入団時に交わした条件の縛りで、体の成長段階で壊さないように、大事に育成されてきました。ところが周囲の大人以上に、佐々木自身がケガにビビッていて、登板回避も本人の意向によるものが大きいそうです。
B いい球は投げていましたけど、153キロを計測したのは7分に抑えた投球でした。投げ方自体、ムチのようにしなるテイクバックが影を潜め、ピンと腕を伸ばしたフォームに変わっています。実は、お互いの代理人を通じてオリックスの山本由伸(22)に弟子入りして、アドバイスをもらっている。やり投げを練習に取り入れた山本のフォームは、まさにケガをしない投げ方ですから。
D いずれにしても、ビジネス優先で投げさせるのだけは勘弁してほしい。初登板も、千葉マリンの客入りが芳しくないため、緊急で決まったといいますから。
A 若手の客寄せパンダといえば、ヤクルトの奥川恭伸(19)も同じ。ノムさんの追悼試合が予定されている開幕3戦目に登板する見込みだ。
C 高めに浮いた直球を打ち込まれる「公開処刑」にならなきゃいいけど‥‥。
E 昨年の秋頃に肘を負傷したのは、コーチの目を盗んで自主練をしていたことが原因みたい。おかげで実戦登板までの計画が大きく狂ってしまった。
A 期待の若い戦力が台頭すれば、今季のプロ野球は盛り上がるんだけど‥‥。
A:ベテラン遊軍記者/B:民放局プロ野球中継スタッフ/C:球界OB/D:NPB関係者/E:スポーツライター