「引退勧告」間近!それでも白鵬が"7月場所後引退”にこだわる理由 (2/2ページ)

Asagei Biz

白鵬の場合、負けた勝負で審判に物言いを要求し、それが通らないと真っ向からケチをつけたり、表彰式で観客に万歳三唱をさせたり。また、立ち合いでも顔面狙いのエルボーを連発、そのたびに協会は『勝つためには手段を選ばないのか』『横綱としての品格はゼロ』といった苦情が殺到しているのは事実。ただ、一方で優勝44回の単独記録をはじめ、その実績は誰がどう言おうと突出している。そう考えると、一代年寄が認められる可能性は大きい。つまり、どう考えてもこのままバッシングされ続けて土俵にこだわるより、潔く身を引いたほうが賢い選択だと思うのですが……」(前出・記者)

 しかし、白鵬にはどうしても引退を7月場所まで引き伸ばしたい理由があるというのだ。その理由を相撲ジャーナリストはこう語る。

「その理由がズバリ東京五輪です。白鵬の父、ジグジドゥ・ムンフバトさん(故人)は、モンゴル相撲の覇者として過去6度の優勝を誇りますが、実は、68年のメキシコ五輪ではレスリング代表として同国初の銀メダルを獲得した英雄です。そんなこともあって、彼の気持ちの中には、なにがなんでも五輪の開会式で土俵入りを披露し、五輪後に優勝して有終の美を飾る、というビジョンがある。それを実現させるためには、周りに何を言われようが引退する気になれないようです」

 とはいえ、このまま休場が続けば、「引退勧告」も時間の問題だろう。泣いても笑っても、結果は来場所。さて、勝負の行方は……。

(灯倫太郎)

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