キンプリ岩橋玄樹「グループ脱退&退所」は最善の選択だった!?

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キンプリ岩橋玄樹「グループ脱退&退所」は最善の選択だった!?

 ジャニーズ事務所が3月29日、アイドルグループ・King&Princeの岩橋玄樹が3月いっぱいでグループを脱退、事務所も退所することを公式サイトで発表した。岩橋は2018年11月からパニック障害の治療のために活動休止していたが、ついに復帰は叶わず芸能界から去ることになった。

 公式サイトには「弊社所属タレント岩橋玄樹(King&Prince)に関するご報告」と題したリリースがアップ。その内容は岩橋が幼少期からパニック障害を患い、向き合い続けてきたこと。2018年5月にKing&Princeとしてデビューしたが、自身を取り巻く環境が大きく変化したことにより、心身のバランスを保つことが難しくなり、パニック障害が悪化したことなどこれまでの経緯を説明。ジャニーズ事務所としては「この状況に直面し、将来ある一人の若者の人生として考えたときに、たとえデビュー直後の大切な時期であったとしても、目の前のことを優先して将来の可能性を失うことがあってはならないと考えました」と結論。岩橋は2018年11月から芸能活動を休止した上で治療に専念することになったという。

 岩橋は活動再開を目指してパニック障害の克服に努めていたが、症状は一進一退。最終的に岩橋自身が出した結論はKing&Princeとしての活動を終え、事務所を退所し、新たな道を進むというものだった。

 公式サイトには岩橋自身の長文のメッセージも掲載。「まずはじめに、応援してくださっているファンの皆様、そしてお世話になった関係者の皆様にきちんとしたご報告が長い間出来ていなかった事をお詫びいたします」と始まり、幼少期から病気と向き合ってきたが、現在もまだ完治していないこと。自分の状態をうまく説明できず、なかなか周囲に理解してもらえない時もあったことを告白。

 その上で、「はっきりとした報告もできないまま、この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました」と明かし、葛藤はあったがひとつのけじめとしてグループからの脱退と事務所の退所を選んだという。最後はファン、メンバー、故ジャニー喜多川氏、ジャニーズの先輩や仲間に感謝の気持ちを綴った。

「パニック障害は突然、動悸、呼吸困難、めまいなどの症状とともに強い不安、恐怖が起きる病気。100人に1人程度の比率で起こるとされ、決して特殊な病気ではありません。芸能人にもKinKi Kidsの堂本剛、歌手で俳優の星野源、美容家のIKKO、お笑いコンビ・中川家の中川剛、女優の釈由美子、俳優のユースケ・サンタマリア、タレントの長嶋一茂などが過去にパニック障害だったことを明かしています。特に岩橋の先輩である堂本剛は1997年のCDデビュー後、過密スケジュールとそれに伴うストレスが災いして後に過換気症候群、パニック障害を併発。剛は当時を振り返り『10代のころの記憶はほとんどない』『死にたいと思って生きていた時期があった』などと辛い日々だったこと語っています。無理をしないことを選んだ岩橋は最善の選択をしたと思います」(芸能記者)

 ネットでは《ショック。すごく残念ですが若いうちに体を大事にすることは大切。少しでも治ってたらいいな。でも寂しい》《ファンは復帰を待ち望んでいたかもしれないけど、彼のこの先の人生を考えてあげると、違う道を応援してあげないとね。お疲れ様でした。ゆっくり療養して、次の道を歩んでほしいです》《残念だけど、病気なら仕方がない。本人がいちばんつらい思いしていると思う。まだまだ若いんだから、ゆっくり治療して違う道を進めばいい》など引退を惜しむ声と岩橋の新しい道を応援する声であふれた。

 今は岩橋の病気の回復を祈るばかりだ。

(柏原廉)

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