会社の成長を決める「経営者の器」を決める要素とは? (3/3ページ)
どうやってブランド力をつけたのでしょうか?
松本:簡単なのは著作です。本はやはりすごくブランディングになる。あとはメディア出演でしょうね。
――次の段階の年商1億円から5億円の企業の壁についてはいかがですか?
松本:ここは人材の壁だと思いますね。この額になると、一人では無理なので、誰かを雇うなり、業務委託をするなりしないといけないのですが、その時にマネジメントをうまくできるかがポイントです。
――人を雇うとなった時に、社長の目が届く範囲というのはどれくらいですか?
松本:経験上、7人が限界かなと思います。それ以上になったら中間管理職を置いた方がいい。
――最後の年商5億円から10億円の企業の壁についてもお聞きしたいです。
松本:ここも人材関係なのですが、どちらかというと経営チームの作り方が課題になりやすいです。年商10億円を超えるとなった時に、既存の事業を伸ばして達成するやり方もあれば、同じくらいの売上がある事業をもう一つ育てるやり方もありますが、どちらにしてもここでは社長である自分のブレーンをいかにつくるかで結果が変わってきます。
かならずしも自前でブレーンを育てなければいけないわけではなくて、外部から連れてくることも選択肢に入れて、自分の右腕になる人を作るのがこのステージですね。
――第2段階で出てきた人材の悩みについては、小さい中小企業だと、リソース面で自社で育成するのが難しいと聞きます。こうした育成の課題はどのように乗り越えるべきでしょうか。
松本:自分で学んで成長できる人や成長意欲の高い人をいかに入れるかが最大のポイントです。だから育成よりも採用ですね。
じゃあそういう人をどう連れてくるかというところですが、私は新卒学生から見つけてくるのがいいと思っています。面接で成長意欲までを見抜くのは難しいですから、インターンとして一定期間一緒に働いてみて、その間に判断するというのがいいのではないでしょうか。
(後編につづく)