Code for Historyの古地図サイトライブラリ「Maplat」、オープンソースライセンスを一時停止し、制限付きライセンスの準オープンソースへ変更 (3/4ページ)
利用者への影響
利用条件に制限がついたため、オープンソースを名乗れなくなりましたが、名指しで原因となったフリーライダーを指定してライブラリおよび準拠特許の利用権を認める例外としているため、それ以外の一般の利用者に関しましては、これまでと同様にApache 2.0ライセンス相当の利用条件で、ライブラリおよび準拠特許の利用権が認められます。
今回、当該フリーライダーから利用権をはく奪したために、後付けで同様に利用権をはく奪される危険性を感じる利用者もおられるかもしれませんが、当該フリーライダーは
* 他の利用者と比較して、桁違いにMaplatからの利益を得ている
* 単に利用しているだけではなく、能動的にCode for Historyへの助力要請なども行い、それを享受した
* にもかかわらず、コミュニティからの警告なども無視し、2年の長期にわたり一切の貢献をコミュニティに返していない
という度を越えた悪質性ゆえにやむなく対応したものであり、通常の範囲の利用において、仮にコミュニティへの貢献なく利用されたとしても、即座に同様の対応には至り得ません。
その明言を目的として本プレスリリースも行っておりますので、安心して利用いただければと存じます。
オープンソースの理念について
しかしながら一般論として、やはりオープンソースの理念からは、オープンソース的に提供されている成果物は、一方的に無償で搾取し利用するだけでよいものではなく、皆で支援を持ち寄ってともに育てていくものであろうと考えております。
既に利用者も多く不特定多数に幅広く使われており、それゆえにコミュニティもある程度支援が自動的に集まって、自発的に回っている枯れたオープンソースプロジェクトであれば、多少のフリーライダーの存在は許されるでしょうが、特にまだ成長段階のオープンソースプロジェクトでは、度を越えたフリーライダーの存在はプロジェクトへの致命傷となり得ます。