「作品購入と引き換えにカラダを…」ギャラリーストーカーのただれた実態 (2/2ページ)

Asagei Biz

『あれ?偶然だね…』とか言って、帰りの電車までついてこられた時はホント怖かったですね」

前出の「表現の現場ハラスメント白書 2021」によれば、「卑猥な冗談を聞かされた」「身体を触られた」といった性ハラ以外にも、129名もの人が「望まない性的行為を強要された」と回答。なかには、ギャラリーのオーナーから性的関係を求められた女性もいたという。

「さすがにそこまで犯罪っぽいことに巻き込まれたことはありませんが、作品購入と引き換えにカラダを求めるような人はけっこういましたね。出張で東京に来たという美術愛好家の方から『これ買ったらホテルに来ていろいろ説明してくれる?』と誘われたこともあります。でもその一方で、“オンナ”を武器にして作品を売る人がいるのも事実で、男性をATMがわりにする女性作家さんもいます。私はあくまで作品を評価してほしいので、そうしたお誘いはすべてお断りしていますが、もしも100万円で(作品を)買ってくれるって申し出があったら、『デート1回くらいならいいか…』って考えちゃうかもしれませんね」(A子さん)

 表現者と鑑賞者のコミュニケーションはおおいに結構だが、女性をモノとして扱うような性ハラ被害がなくなることを願ってやまない。


※写真はイメージです

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