『BTS』の“人種差別”反対宣言が物議! 蒸し返される原爆Tシャツ騒動…

まいじつ

(C)Featureflash Photo Agency / Shutterstock
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世界的な韓国の人気ボーイズグループ『BTS』が3月30日、公式ツイッターを更新。欧米で増加しているアジア系住民への〝ヘイトクライム〟に対し、声明を発表した。自分たちの差別体験を明かし、《人種差別に反対します。暴力を強く非難します》とメッセージを発信したが、ネット上で物議を醸している。

『BTS』は英語と韓国語のメッセージを投稿し、《道を歩いているとき理由もなく罵声を浴びせられ、容姿を侮辱されたこともあり、アジア人がなぜ英語を話すのかと言われたこともありました》とツイート。そして、《今起きていることはアジア人として私たちのアイデンティティーと切り離して考えることはできない。私たちは人種差別に反対します。私たちは暴力に反対します。私、あなた、私たち皆が尊重される権利があります。私たちは共に立ち上がります》と表明した。

この投稿に、フォロワーからは

《よく言ってくれた! 差別は絶対ダメ! 絶対だ!》
《ヘイトクライムに断固立ち向かうべきだという見解に同意します。こういうことは声を大にして言うべき》
《アメリカでかなり差別されたんだろうね。人種差別は絶対反対です》

などと、エールが送られている。

『BTS』は3月14日にアメリカで行われたグラミー賞授賞式で、韓国人歌手として初めて『最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門』にノミネート。受賞こそ逃したものの、ノミネート曲『Dynamite』の単独パフォーマンスを披露し、全世界に存在感を示した。しかし、その直後にトレーディングカード大手『Topps』が『BTS』を侮辱するような風刺調のカードを販売したことで、世界中から非難が殺到。『BTS』にしてみれば、絶対に看過できないことだったのだろう。

『BTS』説得力のない“宣言”に冷笑

しかし、そんな『BTS』は2018年にメンバーがキノコ雲の写真と〝愛国心〟という単語がプリントされた〝原爆Tシャツ〟を着ていたことが判明し、予定していた日本の音楽番組の出演を中止する事態に発展。このことから、日本では今回の宣言に対し、冷めた声が殺到している。

実際にネット上では、

《言ってることは立派だけど、反日とか不買運動とかしている自国に対してはどう思っているの?》
《全く説得力がないね。自分たちがやった事を棚に上げて、どの口でモノを言う?》
《以前PVで反日のメッセージ流してませんでしたっけ? 自分たちのことは知らんぷりですか》
《反日教育や不買運動を行う国はどう思うのでしょう? 国際的発言力のあるBTSさんの声明をぜひ、聞きたいですね》

などといった声が寄せられている。

同様の感想を持ったのは日本人だけではないようで、エジプト出身のタレント・フィフィは30日、自身のツイッターを更新。彼女は、《BTSが米国で「理由もなく罵声を浴びせられた」と人種差別を受けた事を告白…ただ原爆のTシャツを着用していることは、まさに日本人に対して理由もなく罵声を浴びせる行為であることに気がつかないのか、不思議に思う》と、指摘している。

人種差別に声をあげる『BTS』の姿勢は立派だが、彼らが〝ダブルスタンダード〟の状態を釈明しないのであれば、ファンも納得しないのではないだろうか。

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