アルゼンチンで珍しい頭蓋骨を持つ新種の肉食恐竜が発掘される (1/3ページ)
credit:Jorge Blanco.
恐竜がまもなく絶滅しようとしていた白亜紀末期、ゴンドワナ大陸には恐ろしい恐竜が生きていた。
アルゼンチン、パタゴニア北西部にある化石地帯ラ・インベルナーダのバホ・デ・ラ・カルパ層で発見された新種の肉食恐竜の化石は、「ルカルカン・アリオクラニアヌス(Llukalkan aliocranianus)」と名付けられている。
ルカルカンはマプチェ語で「恐怖をもたらすもの」、アリオクラニアヌスはラテン語で「珍しい頭蓋骨」という意味だ。
・トサカやツノが生えた短い頭蓋骨を持つ肉食恐竜
今から8000万年前、白亜紀末期に生息していたルカルカン・アリオクラニアヌス(以下L. アリオクラニアヌス)は、大型捕食恐竜アベリサウルス科の仲間で、その姿はあのティラノサウルスを思わせる。
体長は5メートルでティラノサウルス(13メートル)に比べれば小さいが、極めて強力なアゴや鋭い歯、巨大な爪に鋭い嗅覚といった武器で武装していた。
その名が示すとおり、特徴的な頭蓋骨をしており、トサカやツノがゴツゴツと生えている。生きていたときは、現代の一部の爬虫類にも似た、膨らんで目立つ頭部を持っていたようだ。