谷原章介『めざまし8』迷惑行為を推奨? 節約特集に批判「テレビでやるな」
今春から始まった新情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)。その放送内容が、早くも物議を醸しているようだ。
22年間続いた前番組『とくダネ!』から毛色を変えて、谷原章介をMCに迎え、ニュースを扱わず生活情報に特化した「めざまし8」。お得な情報を連日発信しており、4月2日には〝1日1000円〟で生活するという節約の達人を紹介した。同氏は71歳で一人暮らしをする女性なのだが、この生活を約40年も続けているとのこと。その節約術は、雑誌や本で特集が組まれるほど人気だそうだ。
番組がその生活に密着すると、女性は湯のみに茶葉とお湯を直接入れてお茶を汲む。これは、急須を使わないことで洗い物と水道代を削減する工夫な上、出がらしの茶葉はご飯と一緒に炊いて食べるのだという。
また、女性はティッシュ代を節約するため、トイレットペーパーで鼻をかんでいることも告白。その他にも、デリバリーのチラシをランチョンマットにして「食べている気分」で食費節約、スーパーは常に速歩きで余計なものを買わない、会計前にカゴの中から「無くてもよさそうもの」を必ず1品戻すなど、すさまじい手法の数々が明かされた。
不衛生・ケチ臭い・節約できてないの三重苦…しかし、あまりに凄い節約術の連続に、スタジオには苦笑いを浮かべる出演者も。ネット上にも
《一度でもカゴに入れた物を戻すのってコロナ禍ではやって欲しくない》
《一度カゴに入れた商品を戻すことをテレビで推奨するな》
《スーパーでカゴに入れたのを最後に1つ戻す なんて今の時期ちょっとダメでしょ?》
《デリバリーのチラシをランチョンマット代わりにして食べてる気分を味わうって…。何か心まで貧しくなってくる》
《家賃光熱費別で1日1000円以内の生活って余裕じゃないの? 俺、1日500円でも余るけど》
など、「節約ではなくただのケチ」「不衛生」「そんなに節約できてない」といったさまざまな感想が相次いだ。
高齢者の貧困が深刻な問題化している日本社会。もしや今回の特集も、ライフハックに見せかけた問題提起だったのではないだろうか。