サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「良血ストライプが人気勢を一蹴」 (2/2ページ)
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穴党として最も期待を寄せてみたいのは、ストライプだ。こちらも少し間隔があいているが、前述した有力馬2頭に比べれば半分の2カ月。何はともあれ、一つの成長期のただ中、今年に入って使われているのがよく、1月末のクロッカスSをきっちりモノにしたのは評価したい。
この時の勝利で桜花賞の出走権を得たわけだが、とにもかくにも本番に向けての調整が陣営の思いどおりに進められている。
「いったんリフレッシュさせ、しっかりと乗り込んできた。もともと勝ち気な馬だが、体がそれについてきた。心身ともたくましくなって実にいい雰囲気」と、尾形調教師をはじめ、厩舎関係者は口をそろえている。1週前の追い切りもパワフルで伸びやか。文句なしだった。ならば強敵相手でもやれていい。
前々走の京王杯2歳Sで牡馬相手にクビ、クビ、アタマ差の4着と大接戦を演じた時に同馬の高い能力を確信したが、クラシックを勝っていい血統(母系)でもある。近親、一族に活躍馬が多く、5代母ソリテュードは仏3歳女王(仏1000ギニーなどGI3勝)。名種牡馬ノーザンテーストの4×3の近親配合(奇跡の血量)馬であるのも底力が感じられ、魅力である。
マイル戦に実績はないが、ルーラーシップ×カーネギー(凱旋門賞)という種牡馬配合。距離の問題などあろうはずはなく、大きく狙ってみたい。