HDDとは異なるSSDのデータ消去とは。 4月22日(木)14:00~ 無料WEBセミナーご案内 (2/3ページ)

バリュープレス



HDDとSSDの両記憶媒体は極めて高い互換性が保たれているため、ユーザーレベルにおいてその差異が認識されることはありません。しかし、背後にある動作原理は大きく異なっており、廃棄/売却する際のデータ消去については注意が必要です。


HDDとSSD、異なるデータ消去方法

HDDに用いられている記録方式は、飽和磁気記録と呼ばれる磁性体の特徴を利用しており、既にデータが書き込まれている部分に対してデータの消去を目的とする作業を行うことを必要とせず、直接新たなデータを書き込むことでデータを完全に書き変える方式です。このためHDDでは、「データの書き込まれているセクタに対して、無意味なデータを上書きする」ことだけでデータ消去の結果を得ることができます。

これに対して、NAND型フラッシュメモリを使用するSSDでは、メモリ素子の電極に一定の電荷を保持させることでデータの値を記録しており、データを書き替えるためには電極に電荷の無い初期状態に戻す動作を必要としており、また、セクタ単位のデータ操作が出来ないため、高速性能の向上とHDDとの見掛け上の互換性を維持することを目的に記憶媒体上の論理アドレス(セクタ番号)の振り直しを頻繁に行うため、HDDで行われている「データの書き込まれているセクタに対して、無意味なデータを上書きする」ことでは、HDDと同様なデータ消去結果を得ることはできません。

本ウェビナーでは、データ消去・データ復旧の両分野のスペシャリストであり、ADEC(データ適正消去実行証明協議会)技術顧問でもある沼田理氏が、SSDのデータ消去の理解に必要な知識を分かりやすく解説します。


「データ消去」に関する理解促進と、循環型経済モデルへの貢献

株式会社ゲットイットでは、HDDやSSDなどの動作原理も含めて、データ消去についての理解を広めていくことが、安心して機器をリユースできる循環型経済モデルの形成に不可欠であると考えています。データ消去についての正しい知識の普及によって、より多くの自治体・企業などがIT機器の物理破壊による廃棄を見直すことで、IT資産のリユースを促進し、循環型経済の形成に貢献したいと考え、今回のウェビナー開催に至りました。
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