世界の福本豊〈プロ野球“足攻爆談!”〉「想定外の盗塁王争いになりそうだ」 (2/3ページ)

Asagei Biz

ボールの見極めをしっかりして、打率2割5、6分打てれば、原監督も先発で使いたくなると思う。

 パ盗塁王の大本命の周東は打率2割4分3厘で、出塁率は3割。近本ほど打撃の状態は悪くないけど、リズムに乗り切れてない。塁に出ると、走る姿勢は見せてはいるけど、当然のことながら投手のけん制の数が増えるなど、マークが厳しくなっている。そこをかいくぐって走ることが面白いんやけどね。

 そんなうかうかしていられないタイトル争いにライバルが出現した。開幕10試合を終えて、パ・リーグの盗塁数トップは西武・若林の4。僕も実は開幕前までノーマークな選手やった。

 今年もコロナ禍で球場には自由に行けないから、自宅のCS放送でチャンネルを頻繁に切り替えながら、各球場の試合をチェックする日々が続いている。西武では金子の調子が気になってたけど、目に留まったのがドラフト4位ルーキーの若林やった。駒大出身の右打ちの外野手で、足の速さが魅力。スタメンの機会はまだ少ないけど、山川、栗原、外崎が故障で離脱したし、チャンスはもっと増えそう。来日が遅れていたスパンジェンバーグが1軍合流するまでに、しっかり居場所を確保しておきたいところやね。

 若林のような新しい選手を見るのは一野球ファンとしても楽しみ。でも、野球というのはほんまに難しいし、面白い。先週はこのコラムでソフトバンクが「今年もやっぱり強い」と書いた途端に5連敗。エース千賀も復帰登板で捻挫降板した。ほんまに何が起きるかわからん。すべてのチームがおっと思わせる予想外のプレー、試合をどんどん見せて、盛り上げてほしい。

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