巨人・原監督の「恐怖政治」再び…開幕1か月で激変!真のチーム力&監督力 (2/2ページ)
「やはり、開幕投手に藤浪晋太郎を抜擢したのが大きかった」こう話すのは、あるベテラン記者だ。さらに続ける。
「まだ不安の残る藤浪でしたが、キャンプでの投球を見て、だいぶ早くから決めていたようです。結果的に、藤浪は5回2失点とゲームを作り、チームも勝利した。再起をかける藤浪の復活劇で、チームに勢いが出たのは間違いありません」
■阪神を追う巨人はイマイチ
ただし、もともと矢野監督は石橋を叩いて渡るタイプで、らしからぬ大胆起用に、周囲も驚いたという。
「矢野監督は今年が契約最終年。何より結果が求められます。藤浪の復活こそが優勝のカギになると信じ、“心中”覚悟で起用したんでしょう」(前同)
その後も藤浪は好投を見せ、防御率1点台で2勝をマーク。矢野監督の期待に応えている。
その阪神を追うのが、巨人。開幕前は優勝候補の筆頭だったが、いま一つ、波に乗れない戦いが続く。
「投手陣は安定していますが、やはり問題は打線。破壊力がウリどころか、一時は1割打者だらけ。まったく点が取れる雰囲気がありませんでしたからね」(スポーツ紙デスク)
そんな危機的状況を立て直したのは、誰であろう原辰徳監督だ。
「先発を3回で見切って降板させたり、結果が出ない若手をどんどん入れ替えてオーダーを組んだりと、チームに刺激を与えていった。原監督の“恐怖政治”が戻ってきたと、もっぱらですよ」(球団関係者)
選手間の競争をあおり、常に緊張感を与えるのは、原監督の真骨頂。その陰には、こんな逸話も。
「4月13日からの中日戦の前、大不振にあえぐ梶谷隆幸を監督室に呼び、2人でじっくり話したそうです。その後、梶谷を3番で起用すると、3連戦で9打数7安打の大当たり。復調のきっかけをつかんでいます」(スポーツ紙巨人担当記者)
しかし、この“美談”には裏話がある。「監督室に呼んだのは、実はスタメン落ちを伝えるためだったとか。実績のある選手でも容赦なくベンチに下げる“鬼采配”もさることながら、原監督の選手操縦力の高さをも証明するエピソードですね」(前同)
4月26日発売の『週刊大衆』5月10・17日号ではセ・パ12球団の開幕前から現時点での戦力を徹底分析している。