マスターズ覇者・松山英樹と石川遼の「逆転人生」(1)超完璧主義に心のゆとり (2/3ページ)

Asagei Biz

グリーンの手前と奥に池、途中左側に林というスペースがない難コースを果敢に攻めたことで、単独首位に躍り出ることができました」

 このまま万事順調とはいかないのもまた一興。2位に4打差でスタートした最終日にピンチの場面はあった。1番、12番、15番でボギーを叩いてしまい、同組で回っていたザンダー・シャウフェレ(27)に4連続バーディーを奪われ、2打差まで詰め寄られる展開に。

「前日にイーグルを決めた15番の2打目がグリーンを越えて池ポチャ。本人も『アドレナリンが出すぎた』と話していましたが、ここでボギーを叩いたことで、冷静になれたのかもしれません。反対にシャウフェレは、16番ホールの1打目をグリーン手前の池に入れてしまい、結果トリプルボギー。松山はグリーンの右サイドを狙って3パットする安全策で逃げ切りに成功しました」(宮崎氏)

 実に、17年8月の「ブリヂストン招待」以来の米ツアー勝利である。一時は世界ランキング2位に上りつめるも33位にまで転落。世界の壁に跳ね返される冬の時代を過ごしていた。忸怩たる五里霧中の状況から栄光に導いたのが、昨年末から契約を結んだ目澤秀憲コーチ(30)の存在だ。ゴルフ誌ライターが解説する。

「松山はまさにお山の大将で、他人の意見を聞いたためしがなかっただけに大変驚きました。同郷で家族ぐるみの親交がある女子プロの河本結のコーチだった縁で、松山も指導を仰ぐことになったそうです。

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